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デュアルタップ Research Memo(1):都内ワンルーム型マンション販売で急成長、アジア展開を加速

2016/9/16 16:02 FISCO
*16:02JST デュアルタップ Research Memo(1):都内ワンルーム型マンション販売で急成長、アジア展開を加速 デュアルタップ<3469>は、2006年に創業者の現代表取締役社長 臼井貴弘(うすいたかひろ)氏が設立した新興のマンションデベロッパーである。ワンルーム型マンションの企画・開発・販売事業を展開し順調に成長を遂げ、2016年7月にスピード上場(東証JASDAQスタンダード)を果たした。現在は、不動産賃貸管理・仲介、海外不動産など周辺事業に展開している。 同社の主力は、個人投資家向けにワンルーム型マンションを開発・販売する不動産販売事業であり、全社売上高及び全社営業利益の80%超を占める。自社ブランド「XEBEC(ジーベック)」シリーズは、高級感のあるデザインと実用性のある最新設備に定評があり、特に20代から30代の若い世代に人気が高い。同社が企画・開発・販売・管理を一気通貫で行い、東京23区の駅近(徒歩10分以内)限定物件のため賃貸需要が安定しており、高い資産価値を維持できる。 2016 年6月期通期の業績は、売上高6,996百万円(前期比16.1%増)、営業利益411百万円(同19.4%減)と計画に沿って増収減益の決算となった。首都圏における賃貸マンション及びワンルーム型マンション販売の市場環境は、首都圏への人口流入及び単身世帯の増加傾向、低金利の下支えなどの追い風を背景に底堅く、増収の要因となった。一方で土地仕入価格及び建築費等が上昇傾向となり減益要因となった。2017年6月期予想は、売上高9,468百万円(同35.3%増)、営業利益440百万円(同7.1%増)と増収増益を見込む。販売予定戸数296戸(前期比67戸増)のうち56戸はファミリー型マンション(専有面積40平方メートル以上)であり、顧客ニーズの変化を反映した。これらの販売は他社チャネルを活用する前提で計画されているが、直販で売り切れる可能性もあり、この場合収益性はさらに高まるだろう。 同社はワンルーム型マンションの開発・販売を中心とした不動産販売事業への偏重から脱却し、海外不動産事業と不動産賃貸管理・仲介事業を含めた三本柱で成長する事業ポートフォリオを目指している。中期的には海外不動産事業に積極的に経営資源を投入し、売上構成比の10%を目指す。シンガポール、マレーシアを始めとする東南アジアでの投資家開拓及び現在進行中のマレーシアでの建物管理事業の強化が当面の重点施策となる。また、不動産賃貸管理・仲介事業はストックビジネスであり、その強化が課題である。自社販売物件の管理獲得だけではなく、物件を取得してからの賃貸や不動産管理会社のM&Aなど、多彩な手法での成長が期待される。 ■Check Point ・新時代のワンルーム型マンション事業で急成長、スピード上場を果たす ・16/6期は原価高が影響し増収減益、17/6期は増収増益予想 ・海外不動産事業に積極投資、今後の拡大及び収益基盤確立に期待 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《HN》
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資産運用型マンション「XEBEC」の開発・分譲等を行う不動産販売事業が主力。東京23区中心。不動産管理事業、海外不動産事業等も。不動産販売事業は販売チャネルの拡大図る。不動産管理事業は管理戸数が順調増。 記:2024/08/30