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コスモ・バイオ Research Memo(1):16/12期2Q連結業績は計画を超える大幅増益

2016/9/14 15:57 FISCO
*15:58JST コスモ・バイオ Research Memo(1):16/12期2Q連結業績は計画を超える大幅増益 コスモ・バイオ<3386>は、大学・公的研究機関・企業・病院などの研究室・検査室で使用される、ライフサイエンスに関する研究用試薬・機器及び臨床検査薬を輸出入販売し、世界のライフサイエンス研究を支援するバイオ専門商社である。(株)プライマリーセルを2006年12月連結子会社化、2013年7月吸収合併(現プライマリーセル事業部)して、グループ内にメーカー機能も持っている。 取扱品目はタンパク質研究用試薬、遺伝子研究用試薬、組織培養研究用試薬、その他バイオ研究用試薬、バイオ研究用機器、臨床検査薬等と幅広く、自社ブランド製品を含めて業界最大級の約1,200万品を取り扱っている。圧倒的な品ぞろえで多種多様な製品・技術情報・受託サービスをワンストップで提供できることが強みだ。自社ブランド製品の開発・販売も強化している。 収益は、大学・公的研究機関における公的研究費や企業の研究開発費の支出動向、及び為替変動の影響を受けやすい。また国の年度末及び多くの企業の決算期末に当たる第1四半期(1月−3月)の構成比が高く、新年度に当たる第2四半期(4月−6月)の構成比が低くなりやすい。 8月5日に発表した2016年12月期第2四半期累計(1月−6月)連結業績は計画を超える大幅増益だった。昨年実施した価格是正、高付加価値製品・受託サービスの拡販、ドル安・円高による仕入原価の低下、販管費の効率的使用などが寄与した。そして2016年12月期連結業績予想については売上高を減額、利益を増額修正し、営業減益予想から一転して大幅営業増益予想としている。下期の想定為替レートは1ドル=110円に見直したが、現状のドル安・円高水準が続けば利益再増額の可能性があるだろう。 中期成長に向けて、M&A・アライアンスも活用した新技術・新製品・新サービスの積極的な開発・導入、グループ内メーカー機能の強化、高付加価値の自社ブランド製品・受託サービスの拡販、新基幹システムによる最適在庫管理・運用や業務効率化などを推進する方針だ。中期的に収益力向上が期待される。 ■Check Point ・ライフサイエンスに関する研究用試薬・機器及び臨床検査薬を販売 ・自社ブランド製品や受託サービスなどの高付加価値製品の売上が順調に推移 ・円高メリットで16/12期の利益予想を増額修正 ・市場低迷・円安環境下でも収益伸長を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》
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研究用試薬、研究用機器、臨床検査薬等を扱う専門商社。メーカー機能も持つ。仕入先は約600社。約1200万品を取り扱う。エンドユーザーは教育機関など。札幌事業所の生産能力強化などで既存事業基盤の強化図る。 記:2024/10/05