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京都きもの友禅---今期は経常利益2.4倍を計画、5期ぶりの経常増益を見込む。

2016/8/3 7:53 FISCO
*07:55JST 京都きもの友禅---今期は経常利益2.4倍を計画、5期ぶりの経常増益を見込む。 京都きもの友禅<7615>は「振袖」を中心とした高額呉服・宝飾などの販売・レンタルを手掛ける。現金買取方式によって仕入れ価格を抑えていることや、オフィスビルが軸の出店によって出店費用を抑えていることなどにより、高品質ながら低価格を実現していることが強み。また、会員数7万6977人(2016年3月末)を有する友の会で優良顧客を囲い込んでいることも強みになっている。 2017年3月期は売上高が前期比13.7%増の141.20億円、経常利益が同2.4倍の8.71億円と5期ぶりの経常増益を見込む。振袖の販売では広告・販促施策の改善などで来客数の増加を図り、一般呉服の販売では商品構成や催事構成の見直しなどで既存顧客を活性化することで収益向上を目指す。なお、1株当たり年間配当金は前期と同額の42.0円を予定。7月25日の同社株終値(843円)で計算した予想配当利回りは4.98%であり、東証1部全体の平均予想配当利回り1.89%(7月22日現在)と比して魅力的な水準にあると言える。 同社は安定的な売上成長と収益性のバランスを重要な指標と捉え、経常利益率20.0%(2017年3月期は6.2%を計画)を目標としている。今後は、振袖の成約率や単価向上を目指して商品ラインナップやサービス特典などを改善。効果的なメディアミックスで広告宣伝費の費用対効果を高めて集客力の向上を狙う。また、一般呉服の受注増加を図るため、友の会の入会率向上を推進していく考え。 《TN》
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時価総額 970百万円
和装店運営の京都きもの友禅が中核。優良客が多く抱える「友の会」に強み。写真スタジオ等も。主要事業である和装各店の収益性の低下が課題。コスト構造等の見直し進める。オンライン着付教室やネイルサロンは終了。 記:2024/07/26