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ヘリオステクノホールディング<6927>---製造装置事業をけん引役に、 好調な業績が続く

2016/7/22 13:52 FISCO
*13:52JST ヘリオステクノホールディング<6927>---製造装置事業をけん引役に、 好調な業績が続く ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』7月21日放送において、ヘリオステクノホールディング<6927>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 (話し手:フィスコリサーチレポーター 向後 はるみ) Q.まずは企業の概要からご説明ください ヘリオステクノホールディング<6927>は、旧フェニックス電機が経営統合や事業譲受などを経て、2009 年に社名変更して誕生しました。会社分割によって、現在は、純粋持ち株会社となっており、傘下の事業会社において、ランプ事業、製造装置事業、検査装置事業及び人材サービス事業の4つの事業を展開しています。 Q.事業の詳細と動向について教えてください。 売上高をセグメント別に見ると、製造装置事業の売上高が前期比178.3% 増の174.19億円と大きく伸長しています。これはプラント事業(中国向けの中古の液晶製造装置移設事業)で、大型案件の計上があったためです。 また前期は、LCD パネル製造に用いる配向膜製造装置において、好採算案件の収益計上がありました。 ランプ事業では、プロジェクター用ランプ、UV 露光装置光源ユニット向けの紫外線露光用ランプの拡販に努めましたが、結果的には前期を下回る結果となっています。 人材サービス事業では、技術者派遣と設計請負は安定した業績が継続しています。労働者派遣は、企業収益や雇用情勢改善を反映して派遣者数を伸ばしている状況です。 Q.業績についてはいかがでしょうか? 2017 年3 月期については、売上高が177億円(前期比31.3% 減)、営業利益が10.5億円(前期比11.2% 減)、経常利益が10.4億円(前期比11% 減)、当期純利益が6.8億円(前期比15.7% 減) を計画しています。 下期は、前期末に中古装置移設の大型案件が計上されたことの反動減で、売上高は前年同期比52.5% 減と計画していますが、利益面では、今下期に売上計上予定の製造装置からの利益増で補い、ほぼ前下期並みの利益を計上できると見込んでいます。この大型案件を除いたベースで比較すると、2017 年3 月期は、それぞれの事業セグメントの中で収益性の高い製品が中心となり、前期比で約37億円の増収を計画していることになります。 Q.最後に株主還元についてもお願いします。 ヘリオステクノホールディングは、株主還元は配当によることを基本としています。 配当の水準に関して、公約配当などは定めていませんが、過去の配当実績を見ると、安定的な配当を基本としながら、業績が伸びた場合には増配で応えてきたことがわかります。 2016 年3 月期については、業績の大幅増収増益を反映し、前期比3 円増配の15 円で1 株当たり利益45.25 円に対する配当性向は33.2% でした。 2017 年3 月期は減収減益予想ながらも前期比横ばいの15 円の配当を計画し、1株当たり利益に基づく配当性向は39.6% となる見込みです。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TN》
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フェニックス電機、ルクス、ナカンテクノなどを傘下に収める持株会社。配向膜印刷装置等の製造装置事業が主力。露光装置用光源ユニット用ランプ等も。産業用LEDなどは量産化に対応した生産体制の確立等に取り組む。 記:2024/08/06