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クニミネ工業---今期は償却費増などで利益はほぼ横ばいの計画、2019年3月期に営業利益17.40億円を目指す

2016/7/13 8:41 FISCO
*08:42JST クニミネ工業---今期は償却費増などで利益はほぼ横ばいの計画、2019年3月期に営業利益17.40億円を目指す クニミネ工業<5388>はベントナイト(海底・湖底に堆積した火山灰や溶岩が変質することで出来上がった粘土鉱物の一種)のトップメーカー。高品位の原鉱石を産出する鉱山を自社で所有し、原料から製品までの一貫生産体制を確立していることが強み。同社はユニークな特性を持つベントナイトを建設や自動車、建機、農薬、化成品向けなど、幅広い業界に納入している。 2017年3月期は売上高が前期比2.5%増の125.68億円、営業利益が同2.0%減の13.97億円を計画。小名浜工場(福島県)の新設設備を活用して農薬向けの受注増を図るとともに、増産体制を整えて化成品向けの売上拡大を目指す。こうした施策から増収を見込む一方、利益面では設備増強に伴う減価償却費の増加などが重石。為替想定を厳しく見積もっていることもあり、営業利益はほぼ横ばいにとどまる見通しだ。 同社は2017年3月期を初年度とする3カ年の新中期経営計画を策定。最終年度の2019年3月期に売上高129.00億円、営業利益17.40億円を目指す。達成に向けては、自社原鉱の特性を活かした差別化製品やオンリーワン製品を軸に海外市場を開拓。国内ではオリンピック関連を軸とした国内インフラ整備向けの営業を強化する。また、ベントナイトの他分野への応用や、オンリーワン製品の実現に向けた異分野連携も模索していく方針だ。 《TN》
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ベントナイトの採掘・製造・販売を行う業界最大手。樹脂フィラー等のファインケミカル、農薬受託加工等のアグリビジネスなども。ベントナイト事業では海外事業への販売拡大、アグリビジネスでは新分野の拡大図る。 記:2024/07/26