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SDエンター Research Memo(5):「パーティボウリング」などが集客に大きな効果を上げる

2016/7/11 16:55 FISCO
*16:55JST SDエンター Research Memo(5):「パーティボウリング」などが集客に大きな効果を上げる ■各事業部門の現状と成長戦略 (3)ボウリング事業 a)足元の業況 SDエンターテイメント<4650>の2016年3月期のボウリング事業は、売上高1,186百万円(前期比4.5%増)、営業利益153百万円(同102.2%増)と増収増益で着地した。 同社はボウリング教室を全店舗で開催したほか、教室修了者をリーグ戦参加に誘導するなどの施策を行い、顧客の定着化に努めた。また、道内主要都市に渉外担当スタッフを配置し、法人需要・団体需要の取り込みを強化した。その結果、第2、第3四半期は前年同期比で大幅増収となった。第4四半期は札幌市内にオープンした競合施設の影響で前年同期比減収となったものの、通期ベースでは増収を確保した。 利益面では増収効果や飲食の販売増、及び、例年は閑散期で営業損失を計上する第2四半期に大きな利益を確保したことが貢献し、通期の大幅増益へとつながった。第2四半期の増収・営業利益の要因は、前述した団体客の取り込みと飲食の販売増の影響が大きかったとみられる。 b)成長戦略 ボウリングについては、ボウリング教室の継続的開催とその後の定着化のため施策が好循環を生み出している状況だ。加えて、所属プロボウラーを活用したイベントやDJとイベントガールによる「パーティボウリング」などの開催も集客に大きな効果を上げている。 2016年3月期において健康ボウリング教室の受講者は800名に達し、そのうち400名について趣味としてボウリングを継続的に楽しむ“趣味層”として定着させることに成功している。これら趣味層の顧客1人が生涯にボウリングに消費する金額(LTV= Life Time Value)を、同社は15万円と推計している。この層を拡大することで同社の収益基盤はより安定化していくと期待される。 2017年3月期は従来の施策の継続実施に加えて、メンバー制度による囲い込みに注力する方針だ。これは趣味層の拡大という施策ともマッチするものだ。メンバー制度自体は従来から存在していたが、従来はコアなボウリングファンを対象とするような内容だった。それに対して今回は、初心者からでもメリットを感じられるような内容としている。年間目標3,000人に対して開始初月に600人の登録を獲得し、好調な滑り出しとなっている。 弊社では、同社のボウリング事業は収益が明確に改善してきていると評価している。また、メンバー制度強化の施策にも期待をしている。メンバー特典の中でロッカー契約を獲得できれば、囲い込みにおいてかなり有利になると弊社では見ている。顧客から見た場合のロッカー契約のインセンティブについて、マイボールの存在が1つのインセンティブになるのではないかと考えている。マイボールの普及をサポートする施策と組み合わせることで、メンバー制度は顧客囲い込みと来店頻度向上に大きく貢献する可能性があるとみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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フィットネスクラブ、企業主導型保育園の運営等を行うウェルネス事業が主力。1918年創業。北海道札幌市に本社。RIZAPグループ傘下。オンラインクレーンゲーム等も。ウェルネス事業の成長戦略加速を図る。 記:2024/07/01