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ハピネット Research Memo(5):主力の玩具事業では玩具周辺商品拡大、売場開発等を強化

2016/7/7 16:01 FISCO
*16:01JST ハピネット Research Memo(5):主力の玩具事業では玩具周辺商品拡大、売場開発等を強化 ■業績動向 (2) 2017年3月期の業績予想 ハピネット<7552>の2017年3月期の連結業績は、売上高190,000百万円(前期比1.5%増)、営業利益4,000百万円(同15.9%増)、経常利益4,000百万円(同14.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,600百万円(同10.2%増)が予想されている。主力の玩具事業は特に大きなヒット商品を見込んでいないことから前年並みが予想されており、利益増のほとんどはビデオゲーム事業の回復(赤字から黒字化)によるもの。 同社は各事業部門において以下のような施策を実行すると述べている。 a)玩具事業 売上高78,000百万円(前期比1.5%増)、セグメント利益2,900百万円(同1.8%増)が予想されている。「妖怪ウォッチ」のような大きなヒット商品を見込んでいないことからほぼ前期並みの予想となっている。以下のような施策を実行する計画だ。 1)独占流通商品、独自企画商品の拡大 2)新市場開発強化(玩具売場以外での展開強化) 3)売場提案力の強化、玩具周辺商品の拡大 4)主要キャラクターやサテライトショップの拡充 5)自社コンテンツにおいては既存カテゴリー商品を強化してラインアップを拡充する。 b)映像音楽事業 売上高は38,000百万円(同1.0%減)、セグメント利益500百万円(同7.3%増)とほぼ前期並みを予想している。市場全体は縮小が予想されるが重要施策としてまずはシェアアップを狙う。そのための具体的な施策として、映像メーカーの営業代行・物流受託、新規チャネルの強化、独占流通タイトルの獲得を行う計画だ。 メーカー業ではアニメ作品を中心に自社幹事に注力する。一方で作品の選択・投資の集中を図り、ヒット作品を狙うと同時に採算が厳しい作品を減らすことで収益基盤の安定を図る。今後の注目作品としては、アニメの「レガリア」、「フリップフラッパーズ」、主幹事作品である「ヒメアノール」、「追憶の森」などがある。 c)ビデオゲーム事業 売上高は50,000百万円(同-0.0%)、セグメント利益300百万円(前期は43百万円の損失)を予想している。流通事業においては、独占流通商品の拡充、メーカー各社との取組みを強化によるシェアアップ、ゲーム関連商材の取扱い拡大などの施策を実行していく計画だ。今後の注目商品としては、【3DS】「妖怪ウォッチ3スシ/テンプラ」、同「ポケットモンスターサン/ムーン」などがある。また任天堂が2017年3月発売予定の新型ゲーム機「NX」については、まだ詳細情報は得られていないとのこと。 メーカー業では累計8万本のヒットとなった【3DS】「12歳。」の新プロジェクトを立ち上げる。またコンテンツの仕掛け(配信、運営)、TVCM・広告等によるアプローチを積極的に進める。市場全体の成長が期待薄のなかで、長期販売できる仕組み作りによって販売を最大化させる。 d)アミューズメント事業 売上高24,000百万円(前期比9.0%増)、セグメント利益1,700百万円(同2.9%増)を予想している。主な施策としては、優良ロケーションの創出(モールや駅ナカの強化、イベントツールの開発強化等)、オリジナル商品の開発、ローコストオペレーションを目指した営業体制の再構築などを行う計画だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
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時価総額 101,732百万円
大手玩具卸。映像や音楽、ビデオゲーム、アミューズメント関連の商材を扱う。バンダイナムコが大株主。映像音楽事業は収益伸長。好調な自社企画グッズの販売等が寄与。特別利益計上。24.3期3Qは大幅最終増益。 記:2024/04/16