マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 23:28:36
9,402,645
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

三機工業 Research Memo(3):幅広い事業を横断的に融合した「総合エンジニアリング」

2016/7/5 16:08 FISCO
*16:08JST 三機工業 Research Memo(3):幅広い事業を横断的に融合した「総合エンジニアリング」 ■会社概要 (3)特色と強み、競合 ●幅広い事業領域とワンストップでの問題解決 国内に三機工業<1961>と同様の建築設備を提供する企業は、無数にあると言っても過言ではない。そのような業界の中で、同社の強みはビル空調、衛生、産業空調、電気、ビル制御システム、搬送、水処理など、幅広い事業領域を持っていることである。多くの設備やソリューションを企画・設計から施工・保守・改修まで一括で提供することが可能であり、顧客はワンストップでの問題解決、発注が可能となる。また幅広い事業を横断的に融合した「総合エンジニアリング」で、最適で付加価値の高いシステムを提供することができる。 ●トップクラスの技術力と優良な顧客基盤 戦前から培われた高い技術力も同社の強みと言える。そのレベルは国内トップクラスと言え、さらにその磨かれた技術力は幅広い分野に及ぶ。また長い歴史の中で積み重ねた実績が信頼につながっており、この信頼関係に基づいた豊富で優良な顧客基盤も同社の強みだろう。戦前の実績は言うに及ばず、戦後高度成長期の東京オリンピックも含めた数多くの実績が、「あべのハルカス」などの最近の大型プロジェクトでの受注につながったとも言える。 ●主な競合企業 正確には競合する企業は案件ごとに異なるが、主な競合企業は総合建築設備の大手である高砂熱学工業<1969>、新菱冷熱工業(株)、ダイダン<1980>、大気社<1979>などである。これらの大手各社と比較した場合の同社の強みは、産業空調(クリーンルーム等の工場系空調)に強いことであろう。 (4)受注高と経済環境 以上のような同社の事業内容から、業績を左右するうえで最も重要なのは受注高である。毎年の受注高は市場全体、つまりマクロ経済の影響が大きいと言えるだろう。同社の主たる事業は建築設備であるので、マクロ経済指標の「民間非住宅建設投資」に影響されると言える。同社の受注高と民間非住宅投資は、かなり連動性が高いと言えそうだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
関連銘柄 4件
1961 東証プライム
2,454
10/11 15:00
+5(0.2%)
時価総額 142,727百万円
三井系列の設備工事会社。ビルや工場の空調・給排水設備工事に強み。プラント設備工事も。24.3期3Q累計は豊富な受注残をこなして好調。受注も堅調で23年末受注残は22年度比9%増の2260億円となおも豊富。 記:2024/04/12
1969 東証プライム
4,995
10/11 15:00
-45(-0.89%)
時価総額 350,844百万円
空気調和設備の設計・施工等を行う。1923年創業。東京ドーム、新国立競技場などで施工実績。設備機器の製造・販売事業等も手掛ける。配当性向40%目途。大型物件受注時の採算性向上など収益力の強化を図る。 記:2024/08/12
1979 東証プライム
4,865
10/11 15:00
-5(-0.1%)
時価総額 170,674百万円
ビルや工場などの空調設備工事が柱。自動車塗装設備の設計・施工は国内トップ。海外展開にも強み。環境システム事業は完成工事高が伸長。半導体関連が伸びる。塗装システム事業も大型物件が寄与し堅調に推移。 記:2024/06/03
1980 東証プライム
3,030
10/11 15:00
+20(0.66%)
時価総額 139,271百万円
空調設備や給排水衛生設備、電気設備を手掛ける総合設備工事会社。1903年創業。日本武道館などで施工実績。チャンギ国際空港など海外でも実績。27.3期売上高2600億円目標。国内基幹事業の強靭化図る。 記:2024/06/24