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飯野海運<9119>---中期経営計画では営業の展開をこれまでの守りから攻めへと転換

2016/6/16 9:47 FISCO
*09:47JST 飯野海運<9119>---中期経営計画では営業の展開をこれまでの守りから攻めへと転換 ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』5月23日放送において、飯野海運<9119>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 Qこちらはどんな会社でしょうか? 飯野海運<9119> は、1899 年設立(飯野商会、京都府舞鶴市) で、110 年以上の歴史 を持つ海運会社で、1964 年の海運集約に際して定期船部門を分離・譲渡し、その後は 資源・エネルギー輸送を主力とする海運業と本社の飯野ビルディングを主力とするオフィスビル賃貸などの不動産業を展開しています。収益は海運と不動産賃貸が2 本柱です。 Q事業内容の詳細について教えてください。 海運業は、原油や石油製品を輸送するオイルタンカー、石油化学製品を輸送するケミカルタンカー、LNG(液化天然ガス)やLPG(液 化石油ガス)を輸送する大型・小型ガスキャリア、石炭・木材チップ輸送用の専用船および穀物・鋼材・肥料な どを輸送するドライバルクキャリア(ばら積み貨物船)を運航しています。収益面ではオイルタンカー、ケミカルタンカー、ガスキャリア、石炭・木材チップ専用船は1年以上の中・長期契約が中心のため、一般ばら積み貨物船に比べて運 賃市況低 迷の影響を比較的受けにくいです。また、円安はメリットとなります。 不動産業は、本社ビルである飯野ビルディング(イイノホール&カンファレンスセンター含む)など、6棟のオフィスビルを東京都心部の一等地に所有して、オフィスビル賃貸を主力 としています。飯野ビルディングのオフィス部分のテナントには、ゆうちょ銀行<7182>、かんぽ生命保険<7181>、双日<2768>、川崎汽船<9107>といった大手優 良企業が入居しており、建て替えが完了した2011 年の開業時から満床状態です。またレンタルフォトスタジオ事業も展開しています。 Q足元の業績については如何でしょうか? 2016年3月期業績では、売上高が前期比5.3%減の948.43億円、営業利益が前期比1.6%増の81.15億円、当期純利益が前期比29.8%減の36.59億円です。純利益の減は主にバルカーの構造改革に伴う減損、売船損によるものでした。 2017年3月期については、売上高が前期比13.5%減の820.00億円、営業利益が前期比13.7%減の70.00億円、当期純利益が前期比28.5%増の47.00億円を見込んでいます。 Q中期経営計画に関しても教えてください。 飯野海運グループは、2020年に向けた中期経営計画 「STEP FORWARD 2020」“攻めの展開へ”を推進し、 営業の展開をこれまでの守りから攻めへと転換しています。 「STEP FORWARD 2020」において、シェール革命由来の物流の変化に即応すべく 、米国ヒューストン事務所を開設、昨年4月には開所式を開催し本格的に業務を開始しました。これにより当社の海外営業拠点はシンガポール、ドバイ、ロンドン、大連とヒューストンの全5拠点となり全世界的な営業展開が可能となりました。 重点戦略部門のケミカルタンカーにおいては、中東配船に加え中南米や北米に配船しマーケット開拓の強化を進めております。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TN》
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