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注目銘柄ダイジェスト(前場):日産、アカツキ、楽天など

2016/5/13 11:44 FISCO
*11:44JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):日産、アカツキ、楽天など 日新電機<6641> 1302 +127 大幅反発。12日に発表した2016年3月期決算は、営業利益が前期比39.1%増の124.24億円だった。17年3月期についても20.7%増の150.00億円と2ケタ営業増益を見込んでいる。今期計画は市場コンセンサスを若干上回る水準。大幅反発で25日線を突破し、4月21日につけた年初来高値に接近している。 ネクソン<3659> 1861 +330 急反発。16年1-3月期(第1四半期)決算を発表している。営業利益は前年同期比83.3%減の37億円と大幅な減益となった。しかし、連結子会社であるgloopsの全株式を取得した際に生じたのれんに係る減損損失225億円などを計上したことが大きな減益要因となっており、この損失を除く実態としては、第1四半期の業績は計画を上回るペースとの見方が優勢となっているようだ。 楽天<4755> 1128 -93.5 大幅に3日続落。16年1-3月期(第1四半期)決算を発表している。営業利益は前年同期比21.0%減の229億円となり、市場コンセンサス290億円強を下回って着地した。売上収益は1803億円で同13.5%増となったが、積極的な販促活動による費用増や株式市況悪化等の影響が響いた。同社が指標とするNon-GAAP営業利益(IFRSベースの営業利益から非経常的な項目やその他の調整項目を控除したもの)は同16.8%減の266億円だった。 丸井G<8252> 1792 +116 急反発。16年3月期決算を発表している。営業利益は前期比5.6%増の296億円だった。また、17年3月期については営業利益で同11.4%増の330億円との見通しを示しているが、前期実績とともにおおむね市場予想水準となった。一方、20年度を最終年度とする新中期経営計画を発表しており、ROE等の目標達成に向けて連結配当性向の目安を30%以上から40%以上に引き上げたことや、自社株買いを実施することなどが評価されたようだ。 日産<7201> 1035.5 +47.4 急反発。16年3月期決算を発表している。営業利益は前期比34.6%増の7932億円となり、会社計画7300億円及び市場コンセンサス7500億円程度を大きく上回った。また、17年3月期の通期営業利益見通しは同10.5%減の7100億円としている。前提となる為替レートは1ドル=105円で、為替影響が2550億円の押し下げ要因となる。なお、前日引け後には三菱自<7211>の株式34.0%を取得して再建を支援することも正式に発表している。 ギャバン<2817>:700円(買い気配) ストップ高買い気配。ハウス食G<2810>が同社株式を公開買付けすると発表しており、買付価格710円にサヤ寄せする展開となっている。買付期間は5月13日から6月23日まで。ハウス食Gは同社株式の全てを取得し完全子会社化する計画で、同社株式は上場廃止となる予定。同社は味の素<2802>の子会社だが、ハウス食Gは同社株式の15.85%を保有しており、味の素を含めた3社間で業務提携していた。 アカツキ<3932>:5330円(前日比+705円) ストップ高。16年3月期決算を発表している。営業利益は前期比3.7倍の21.46億円となり、会社計画19.35億円及び市場予想20億円程度を上回って着地した。17年3月期については、営業利益で20.00億円(同6.8%減)~40.00億円(同86.3%増)との見通しを示している。レンジでの開示ながら、主力のゲーム事業における「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」の好調推移などから今期の大幅増益への期待が高まっているようだ。 MDV<3902>:3855円(前日比+700円) 3日ぶり大幅反発。16年1-3月期(第1四半期)決算と同時に、株式分割の実施と株主優待制度の新設を発表している。第1四半期の営業利益は前年同期比45.6%減の0.11億円だった。また、6月30日を基準日として1株につき2株の割合で株式分割を実施する。株主優待では、毎年12月31日時点で100株(1単元)以上を保有する株主を対象としてクオカード1000円分を贈呈する。 《KS》
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