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ヒマラヤ Research Memo(1):記録的な暖冬で季節商材不振も在庫は適正水準

2016/5/9 15:30 FISCO
*15:30JST ヒマラヤ Research Memo(1):記録的な暖冬で季節商材不振も在庫は適正水準 ヒマラヤ<7514>は、一般スポーツ、ゴルフ用品の小売チェーンで業界3位。関東以西の中小規模商圏をターゲットにドミナント戦略による出店を拡大中。子会社の(株)ビーアンドディー(以下、B&D)も含めたグループ店舗数は2016年2月末で154店舗。 3月28日に発表された2016年8月期第2四半期累計(2015年9月−2016年2月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.1%減の34,210百万円、経常損失が273百万円(前年同期は508百万円の利益)となった。記録的な暖冬の影響により冬物ウェアや雑貨品の販売が低迷したほか、雪不足によりウィンタースポーツ用品の販売も大きく落ち込んだこと、また、季節性の高い商品について値下げ販売を実施し、売上総利益率が前年同期比1.3ポイント低下したことが収益悪化要因となった。なお、2月末の在庫は前年同期比で2,378百万円増加したが、店舗数の増加や春物商戦の早期仕入を実施したことが主因で、在庫水準はほぼ適正水準にあるとみられる。 2016年8月期の連結業績は、売上高が前期比1.6%増の73,500百万円、経常利益が同33.6%減の1,635百万円といずれも期初計画(売上高76,300百万円、経常利益2,620百万円)を下方修正した。第2四半期までの計画下振れが主因だ。下期だけで見ると、売上高は前年同期比4.0%増、営業利益は1.6%減となる見込みだ。既存店売上高は前年同期比0.1%減と横ばい水準を見込んでおり、出店増やEC販売の拡大などで増収を目指していく。出店計画としては第2四半期までにグループで6店舗を出店(3店舗閉店)し、第3四半期に2店舗(3月、4月)の出店を計画している。 同社では成長戦略として、年間10店舗以上の出店継続やEC事業の強化による売上拡大と、プロパー販売力の強化や適時適量仕入による売上総利益率の向上、B&Dの競争力強化などに注力していく方針。2016年8月期は天候要因によって減益となるものの、スポーツ用品小売業界は今後も大手企業の集約化が進むトレンドに変わりなく、2017年8月期以降は再び増収増益路線に転じるものと予想される。 ■Check Point ・記録的な暖冬で季節商材の販売は不振だが、EC販売などは好調に推移 ・適時適量仕入により在庫は適正水準を維持 ・ROEは8%前後の水準、同業他社比で高い水準を維持 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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大型総合スポーツ用品店「ヒマラヤ」を全国展開。岐阜市に本社。オリジナル商品の企画・開発、ECサイト運営等も。24年2月末時点のグループ店舗数は98店舗。中期経営計画では26.8期売上高690億円目標。 記:2024/06/09