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ブイキューブ Research Memo(1):クラウドが約40%伸び大幅増益

2016/4/22 16:08 FISCO
*16:08JST ブイキューブ Research Memo(1):クラウドが約40%伸び大幅増益 ブイキューブ<3681>の事業は、クラウドを使ってのWeb会議やWebセミナー(Webinar)を中心とした「ビジュアルコミュニケーションサービス」である。営業支援、遠隔教育などユーザーのニーズに適した幅広い製品を取り揃えて、国内及びアジアで急速に事業を伸ばしているが、今後は今までの「ワークスタイル変革」の市場だけでなく「社会インフラ」の市場へ浸透を図ることで更なる成長を目指している。 2015年12月期の連結業績※は売上高6,083百万円(前期比30.0%増)、営業利益348百万円(同13.7%減)、経常利益179百万円(同69.8%減)、当期純利益93百万円(同64.2%減)となった。クラウド型サービスとアプライアンスが大きく伸びたことにより売上高は大幅増となったが、主にアプライアンスの仕入増加により売上原価が増加し、積極的な販売活動投資により販管費も増加したことから、営業利益は前期比で減益、経常利益は主に連結海外子会社への貸付金に対する為替評価替に伴う為替差損が影響し前期比で減益となった。但し、この販売活動投資は当初から予想されていたことである。なお、今後も、為替相場の急激な変動により、為替評価替に伴う為替差損益は発生することが想定される。 ※同社は2016年2月12日に2015年12月期の業績を発表したが、その後2月24日に決算結果の一部を訂正発表した。本レポートに記載の数値はすべて訂正後のものである。 進行中の2016年12月期の業績は売上高8,500百万円(前期比39.7%増)、営業利益839百万円(同141.2%増)、経常利益771百万円(同329.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益650百万円(同594.2%増)と予想している。前期までの販売活動投資による売上・利益の拡大が示現する見込みであることから大幅増益予想、特に下半期に大幅増益の予想となっているが、アプライアンスが下半期偏重であることや主力サービスがクラウド型であることから、達成は十分可能な予想と思われる。 同社は初めて、同社グループの中期経営計画を発表した。「アジアNo.1のビジュアルコミュニケーションプラットフォーム」を目指す基本方針は変わっていないが、「ワークスタイル変革市場の深耕、「社会インフラ化」、「アジアを中心とした海外での事業拡大」の3つを重点施策として掲げて更なる成長を図る計画だ。国内、海外市場ともに依然として開拓余地が大きく、今後の進捗は大いに注目される。政府が掲げる「地方創生」や「ワーク・ライフ・バランスの推進」も同社グループにとって追い風となりそうだ。 ■Check Point ・主力のクラウドが順調に拡大し増収増益 ・潜在市場に開拓余地、パートナー戦略や業界特化型サービスなど強化 ・プラットフォームとしての提供を加速して、事業の急拡大へ (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
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