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TYO Research Memo(6):案件選別を厳格化することの影響をふまえ、業績予想は保守的

2016/4/20 16:11 FISCO
*16:11JST TYO Research Memo(6):案件選別を厳格化することの影響をふまえ、業績予想は保守的 ■決算概要 (3) 2016年7月期の業績予想 2016年7月期の業績予想についてティー・ワイ・オー<4358>は、上期業績の状況等を勘案して、期初予想を減額修正した。修正後の業績予想として、売上高が前期比5.7%増の30,000百万円(修正幅:△2,000百万円)、営業利益が同20.4%減の1,500百万円(修正幅:△650百万円)、経常利益が同25.3%減の1,350百万円(修正幅:△650百万円)、当期純利益が同35.7%減の720百万円(修正幅:△480百万円)と見込んでいる。 好調な受注環境が続くなかで、FE及びK&Lの連結化による上乗せを含めて広告事業が伸長する想定である。ただ、売上高を減額修正したのは、上期業績の足を引っ張ったFE及び映像関連事業の低迷を通期予想に反映させたことと、低利益率案件を排除するために案件選別を厳格化することによる影響を保守的に見積もったことが主因である。 また、損益面でも、下期での損益改善を見込むものの、上期での出遅れ分やFE及び映像関連事業の低迷を反映させたことから減額修正となり、期初の増益予想から一転して減益予想となった。 修正後の業績予想達成のためには、下期での売上高16,208百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益1,091百万円(同6.1%減)が必要となる。弊社では、2016年1月末時点の受注高が15,263百万円(前年同期比3.6%増)であることや、案件の検収時期(特に高利益率案件)が下期に集中していることから同社の業績予想はやや保守的なものとみている。また、現在、調査及び選定を準備中であるM&Aの第2弾の実現が業績の上振れ要因となる可能性も否定できない。 低利益率案件の影響やFE及び映像関連事業の低迷など想定外の要因が重なったことにより、今期の業績はやや足踏みとなる見通しであるが、注力する広告主直接取引において一定の成果が出始めていることに加えて、仕込み案件や引き合いが順調に積み上がっていること、先行投資的な人員増強が図られていることなどから、今後の事業拡大に向けた施策は着実に進展しているものと評価している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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広告の企画・制作を手掛けるクリエイティブエージェンシー。TVCMを中心にデジタル分野やスマホアプリも。16.7期はインドネシア不振が響く。17.7期は需要堅調を見込む。17年1月にアオイプロと経営統合。 記:2016/12/05