マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 17:29:41
9,356,701
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:楽したいならインデックス投資

2016/3/16 9:55 FISCO
*09:55JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:楽したいならインデックス投資 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家夢見る父さん氏(ブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2016年3月11日23時に執筆 僕のブログではインデックス投資をメインにしていますが、日本では個人投資家にとってまだまだインデックス投資はマイナーですし、誤解も多いと思います。ここで、僕が思うインデックス投資のあり方について書いてみます。 インデックス投資とは、その名の通り、日経平均やNYダウといったインデックス(指数)に連動した投資です。市場全体を購入する効果があるため、どの株が上がる、どの株が下がると一喜一憂することはありません インデックス投資のメリットは大きく分けて、分散と低コストです。現在の経済理論では、どの株が確実に上がるかは予想ができず、短期的には株価はランダムに動くとされています。投資先を1社に集中した場合、その会社が明日暴落する可能性もゼロではありません。例えば、東日本大震災までは、東京電力<9501>は配当も高いし、投資先として人気がありました。しかし、福島の原発事故で株価はあっという間に暴落しました。そうしたリスク(ボラティリティ)を低減するために分散投資は有効です。 しかも日本だけにとどまらず、世界全体に投資するほうが望ましい。なぜなら、中長期的に世界経済全体をみると、人口増や技術の進歩などで、成長が続くと見込まれます。経済が成長すれば、市場全体も拡大し、株価も上がる。だから、世界全体に分散したインデックスファンドを購入すれば、短期では損をするかもしれませんが、中長期では一定のリターンが期待できます。一方、日本は少子高齢化で経済の縮小の可能性もありますし、インデックス投資をするからといって日本のインデックスだけというのは個人的にはオススメしません。 また、投資信託は分散効果がありますが、ファンドマネージャーが自分の識見、能力で選ぶアクティブファンドに比べて、インデックスファンドは低コストなのが特徴です。投資信託は持っているだけで信託報酬がかかります。このうち、日本のネット証券でも買えるアメリカのバンガード社のVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の場合、経費率は年率0.14%にすぎません。一方、複雑な投資信託のなかには信託報酬がこの10倍、20倍もするものがあります。もちろん、現物株を買えば信託報酬を支払う必要はありませんが、VTの場合、世界約8000社に投資しています。個人でこれだけの株を買うのは、よほどの大金持ちでない限り不可能でしょう。 インデックスファンドは基本的に同じインデックスを指標としているものが同じ動きをするわけですから、ファンドのコストが重要となってきます。同じ日経平均のインデックスに連動するファンドでも、iシェアーズ日経225ETF<1329>(ブラックロック)の信託報酬は0.18%、日経225インデックスe(三井住友トラストアセットマネジメント)は0.2%。これに対して、日経225ノーロードオープン(DIAM)は0.86%と4倍も違います。インデックス投資の場合、中長期のリターンを狙うので、毎年必ず差し引かれるコストの影響は大きく、インデックス投資家はコストに血眼になるのはこういう理由だからです。 一般的に、株よりも国債のほうが値動きはマイルドですが、長期的なリターンは株の方があるとされています。特に世界経済に影響を与えるアメリカではいくつもの研究がでています。そのため、リスクをあまりとりたくない人や高齢者などは株の割合を下げ、国債を購入する方がいいとされます。国債も日本の場合、個人向け国債変動10年は、インフレにもある程度対応できますし、1年間は解約できないとはいえ、この低金利時代に最低0.05%の利子は保証 されますから、個人投資家に有利な商品です。しかし、債券投資のインデックスファンドを使えば世界中の国債に分散投資できる ので、この場合もファンドの活用が可能です。 インデックス投資のリターンはどのくらいなのか。Myindexという各種インデックスのシミュレーションができるサイトで試算すると、日本、先進国、新興国の株、債券に6分の1ずつ投資した場合、バブル崩壊後の1996年から2016年1月までの20年間で、年平均6.1%のリターンとなります。20年前に100万円投資したら、現在では327万円になっています。 また、世界経済のなかで最強だったアメリカ株(S&P500)のインデックスに投資をしていた場合、過去20年の平均リターンは8.5%でしたから、502万円になっています。 もちろん、株で一攫千金には及びませんが、本業があり、株の勉強をする時間がない人は、こうしたインデックスファンドを購入するだけで、あとは何にもしないでも中長期のリターンが期待されます。世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏も、遺言で「10%を短期国債に、90%を非常に低コストのS&P500インデックスファンドに投資してください」としています。バフェット自身は投資のプロだから、さまざまな投資対象に投資するけれど、プロでもなく、時間や能力もない人は、 インデックスファンドに投資するのが無難ではないでしょうか。 インデックス投資に関する話は次回に続きます。なお、投資は自己責任です。インデックス投資に関心がある方は夢見る父さんのブログをご覧ください。 ----- 執筆者名:夢見る父さん ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記 《NO》
関連銘柄 1件
653.7
10/11 15:00
+0.8(0.12%)
時価総額 1,050,508百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13