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クロスマーケ Research Memo(4):海外リサーチ事業のウエイトが一段と高まる

2016/3/14 16:06 FISCO
*16:06JST クロスマーケ Research Memo(4):海外リサーチ事業のウエイトが一段と高まる ■事業の内容 (1)リサーチ事業 クロス・マーケティンググループ<3675>のリサーチ事業は、調査企画内容に沿ってアンケートプログラムを開発し、調査協力者からインターネット・サーバ上でアンケートを回収するインターネットリサーチ※1のほか、オフラインでの定量調査サービス※2や、定性調査サービス※3などを提供する。 ※1インターネットリサーチは、調査依頼に沿ってアンケートプログラムを作成し、あらかじめ調査に協力することを承諾している登録モニター(回答者)に依頼、ネットを通じて回答を収集する。同社は国内180万人以上のアンケートモニターを保有。モニターは、基本属性だけでなく、シニア/携帯電話利用/自動車保有/化粧品利用といった約20のカテゴリーに分類されており、対象者を限定した調査にスムーズに対応できるようになっている。 ※2定量調査は、消費者の行動パターン、意識や嗜好を数量的に捉えるための調査。商品の特性に合わせ、前述のインターネットのほか、郵便、電話を利用した調査、さらに会場に調査協力者を集めてアンケート回収やインタビューを行うCLT調査(会場調査)などによりデータを収集する。 ※3定性調査は、消費者・ユーザとの対話を通じて、商品に対する踏み込んだ評価や意見を集める調査手法。仮説の検証、潜在意識の把握、新商品の評価などを調査するときに用いられる。座談会形式で調査協力者にインタビューを行うフォーカスグループインタビュー、調査協力者と1対1でインタビューを行うデプスインタビュー、調査協力者の自宅、または会社を訪問し、アンケートやインタビューを行うホームビジットなどがある。 リサーチ事業は国内リサーチ事業と海外リサーチ事業に区分している。国内リサーチ事業は中核会社であるクロス・マーケティングのほか、子会社化したR&D、ユーティルなどが事業を展開する。一方、海外リサーチ事業はM&Aにより子会社化したKadence、Markelytics、Medical World Panelのほか、Cross Marketing China、Cross Marketing Asiaなどが事業を展開している。2014年12月期の国内リサーチ事業の全売上高に占めるウエイトは74.7%、海外リサーチ事業は同7.1%であったが、Kadenceの連結子会社化により2015年12月期は国内56.1%、海外30.7%と海外リサーチ事業のウエイトが高まった。 国内リサーチ事業の顧客は調査会社のほか、広告代理店、シンクタンク・コンサルティング会社、一般事業会社(メディア・出版、化工品メーカー、携帯電話会社、ソーシャルゲーム、家電など幅広い業種に分散)、官公庁、学校など。海外リサーチ事業の顧客は、欧米の多国籍企業(金融、飲料、食品、家電、電子機器など多業種にわたる)のほか、アジアへ進出、あるいは進出を計画している日系企業である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》
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マーケティングメディアの運営等を行うデジタルマーケティング事業、データマーケティング事業、インサイト事業を手掛ける。配当性向15%前後目安。1100万人超のパネルネットワークや幅広い顧客基盤などが強み。 記:2024/07/26