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モバファク Research Memo(8):成長ドライバーのソーシャルアプリサービスと安定収益源のコンテンツサービス

2016/3/1 14:03 FISCO
*14:04JST モバファク Research Memo(8):成長ドライバーのソーシャルアプリサービスと安定収益源のコンテンツサービス ■会社の概要・沿革 (2)事業内容 モバイルファクトリー<3912>の提供するサービスはユーザーが他のユーザーと交流するサービスを提供するソーシャルアプリサービス(位置ゲーム、スマートノベルなど)と、主に個人で着信メロディや占い等のエンターテインメントを楽しむサイトを運営するコンテンツサービスからなる。2015年12月期の売上構成は、ソーシャルアプリ52.3%(位置ゲーム34.9%、スマートノベル16.7%、その他0.7%)、コンテンツ47.7%。 ●ソーシャルアプリサービス ソーシャルアプリサービスは、SNSプラットフォーム※1やアプリマーケット※2等を通じて、位置ゲームとスマートノベル分野で、ユーザー同士が協力または競争、交流を行いながら楽しむ内容のゲームアプリの配信を行っている。ユーザーはサービスを基本無料で利用できるが、アイテムや機能を購入することでゲームをより楽しめる仕組みとなっており、その有料サービスが同社の収入となる。 ※1グリー<3632>が運営するGREE、ディー・エヌ・エー<2432>が運営するMobage(モバゲー)、ミクシィ<2121>が運営するmixi等のプラットフォーム。 ※2 App Store、Google Playなどアプリケーションを流通させるオンラインサービス。 ゲーム制作に関しては、一部イラストやシナリオを外部委託しているが、ゲームの開発、運営等に関しては自社グループで行う。また、制作したサービスは、SNSプラットフォームやアプリマーケットを通して提供するほか、一部作品は業務提携先のブランドで提供している。 a)位置ゲーム 位置ゲームは、携帯の位置情報を活用したゲームで、他ゲームと違い、実際に移動することでより楽しめる内容。2011年12月からサービスを開始した「駅奪取PLUS」と2014年6月からサービスを開始した「駅メモ!」※3が主力となっている。 ※3 2014年6月にコロプラで配信開始したのに続き、2014年11月にはフジテレビジョン提供でGoogle Play/App Storeにて配信を開始している。 「駅奪取」シリーズは、身近な「鉄道駅」をユーザー同士奪い合う競争要素、実際に訪れた場所が履歴として残るライフログ要素、奪取した駅や路線、称号等を集めるコレクション要素があり、移動そのものを楽しみに変えることがユーザーから支持され、連続してログインした日数が1,000日以上を数えるユーザーが2,928人(2016年2月旧時点)という、通常のSNSゲームと比較して息の長いゲームとなっている。さらに、「駅メモ!」は「駅奪取」シリーズの駅を奪い合う楽しさを維持しつつ、駅を収集する楽しさを追求し、キャラクター育成要素などを追加し、ゲームの魅力を向上させたことにより、「駅奪取」を上回る人気ゲームになっている。 b)スマートノベル スマートノベルはユーザーがストーリー性のあるシナリオを楽しむノベル型ゲーム。10代から30代までの男性をターゲットとしたスマートノベル「おかわりいかが?ご主人様!!」「俺の彼女が2人とも可愛すぎる!」などを運営する(2015年1月末時点で累計のインストール数は200万人)。サービス開始当初はWebアプリによるサービスが中心であったが、2014年5月からネイティブアプリによるサービスを本格展開している。 ●コンテンツサービス コンテンツサービスは、創業来のビジネスで、同社の安定収益源となっている。主にNTTドコモ<9437>、KDDI<9433>、ソフトバンク等の通信キャリアが運営するメニューに着信メロディや占い等のサイトを、自社で直運営する自社モデル形式と他社名義で運営するOEMモデル形式で提供している。2015年1月末現在、スマートフォンサイト5本、フィーチャーフォンサイト50本を運営しており、有料月額会員数は28万人超を数える。なお、フィーチャーフォンサイトはOEMモデルが6割とウエイトが高いのに対して、スマートフォンサイトは自社モデルのウエイトが高い。 主力の着信メロディは、スマートフォン、フィーチャーフォンで配信を行っており、J-POP、洋楽、アニメ、K-POPなどの幅広いジャンルの着信メロディ、着信音、メール音が月額100円(税抜)から300円(税抜)で取り放題のサービスを提供している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》
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3632 東証プライム
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9433 東証プライム
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9437 東証1部
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