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モバファク Research Memo(1):O2O体験型イベントによるプロモーションの多角化でユーザーの獲得を目指す

2016/3/1 13:50 FISCO
*13:50JST モバファク Research Memo(1):O2O体験型イベントによるプロモーションの多角化でユーザーの獲得を目指す モバイルファクトリー<3912>は、位置情報連動型ゲーム(以下、「位置ゲーム」)※1を中心とするゲームの開発・運営を行うソーシャルアプリサービスと、着信メロディのサイト運営などのコンテンツサービスが2本柱のモバイルサービス事業会社。モバイル/インターネットの将来性を強く感じた宮嶌裕二(みやじまゆうじ)氏が2001年10月に設立。直近はモバイルコンテンツのうちニーズの高いゲームに注力しており、特定のゲーム分野(当面は位置ゲーム)で日本一になることを目標としている。 ※1スマートフォン及びフィーチャーフォンの位置情報登録システム(GPS)を利用したゲーム。 1月22日に発表された2015年12月期(2015年1月−12月)連結業績は、売上高が1,751百万円(前年単独比13.7%増)、営業利益は314百万円(同48.5%増)となり、売上高、営業利益ともに過去最高を更新。主力の位置ゲーム「ステーションメモリーズ!」(以下、「駅メモ!」)が好調に推移したことが主要因。さらに、2015年10月に上方修正した会社計画(売上高1,717百万円、営業利益254百万円)も上回った。「駅メモ!」が想定以上に好調であったことに加えて、同社の強みであるプロモーションの徹底した管理、運用力が発揮され、第4四半期半ば以降広告宣伝費を抑制したことがプラス要因として働いたことによる。 2016年12月期連結業績は売上高1,888百万円(前期比7.8%増)、営業利益460百万円(同46.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益299百万円(同61.6%増)と、増収・2ケタ増益を予想。前期に引き続き「駅メモ!」の好調が続くと見ていることが主要因。弊社では、2016年12月期会社計画は「駅メモ!」のオーガニックな成長を前提とした内容となっていることや、2016年春にリリース予定の新作が計画にはほとんど織り込まれていないことなどを考慮すると、2016年12月期会社計画は保守的で、上振れ余地が大きいと見ている。 同社は当面の目標である位置ゲーム日本一に向けて、2016年12月期も位置ゲームに注力する方針で、「駅メモ!」でO2O※2イベントの強化を進める。その内容は明らかになっていないが、体験型イベントを関東圏で春以降に行う計画。エンゲージメントの高いユーザーへアプローチし、新規ユーザー獲得を目指すもので、プロモーションの多角化を図る試みだ。その結果が良好であれば、従来のプロモーションに比べより効率的な新規ユーザー獲得が可能となるため、短期的な業績上振れ要因として働くだけでなく、中期的に同社の成長を加速させる要因として働く可能性が高い。このため、その具体的な内容、及び結果について弊社では注目している。 ※2 O2O(Online to Offline:オンラインtoオフライン)は、インターネット上で利用するサービス(オンライン)を通して、ユーザーに実店舗(オフライン)へと足を運んでもらえるように行う取り組み。 ■Check Point ・2015年12月期業績は「駅メモ!」好調により売上高、営業利益ともに過去最高を記録 ・「駅メモ!」の2015年12月DAUは1月末比約7.8倍へ増加。第4四半期App Storeの売上ランキング最高位85位と安定的に推移(2015年12月末時点) ・2016年春に「駅メモ!」でO2O体験型イベントを計画。従来のプロモーションに比べ効率的な新規ユーザー獲得にトライ (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》
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位置情報連動型ゲーム「駅メモ!」を主力サービスとするモバイルゲーム事業を展開。着信メロディサービスのコンテンツ事業も手掛ける。総還元性向60%目標。駅メモ!ではユーザーエンゲージメントの向上などに注力。 記:2024/08/29