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イデアインター Research Memo(5):オーガニック化粧品がEC売上拡大をけん引

2016/2/25 16:09 FISCO
*16:09JST イデアインター Research Memo(5):オーガニック化粧品がEC売上拡大をけん引 ■事業部門別動向と成長戦略 c)オーガニック化粧品とEC事業 「テラクオーレ」ブランドで展開するオーガニック化粧品は、自社の小売店舗とECで展開している。今第2四半期は不採算の小売店舗を一部閉鎖した影響もあって、店舗売上高は減少したが、EC売上高は順調に拡大し、オーガニック化粧品全体の売上高も対前年同期比で順調に拡大した。今第2四半期決算においては、EC売上高の約3分の2をオーガニック化粧品が占めた。今後もEC売上高に占めるオーガニック化粧品の比率が高い状況が続くと考えられる。 イデアインターナショナル<3140>のオーガニック化粧品は、イタリアの有機認証SoCertを取得している点が強みだ。原体をイタリアで製造しており、日本人向けアレンジを加えて製品化している。ラインアップはスキンケア、ヘアケア、ハンドケア、ボディケアと全般に及んでいる。 平均的ユーザーは20代後半から30代の女性で、様々な化粧品を体験した上で「テラクオーレ」に落ち着いたという人が多いもようだ。したがって、ロイヤルユーザー(リピート客)が多く、EC活用も抵抗がない世代と考えられる。 他方、「テラクオーレ」の知名度自体は決して高くはないのが実情だ。実店舗が少ないことや広告宣伝をほとんど行ってこなかったためだ。同社はこの点で大きく方針を転換し、EC売上拡大とそのための積極的な広告宣伝費の投下、及びその際の健康コーポレーションのノウハウ活用とシナジー効果の追求を、明確に打ち出した。知名度が低いため広告宣伝の効果が出やすく、広告量増加に応じて売上高が着実に伸びている状況にある。 EC事業の側から見たとき、オーガニック化粧品の構成比が高いのは事実だが、インテリア雑貨やトラベル用品などの売上高も順調に成長している点に注目すべきだ。前述のように、同社の自社店舗網は極めて限定的で、それを補うべく卸売ルートを活用してきた。卸売の活用は、製造時の発注量を拡大し生産コスト引き下げにつなげるという効果があるが、販売面での利幅は薄くなってしまいがちだ。ECでの販売が増えることは販売利益が拡大することになるため、この点でもECの一段の拡大は急務と言えよう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ライフスタイル商品ブランド「ブルーノ」、トラベル商品ブランド「ミレスト」等を手掛ける。RIZAPグループ傘下。卸売、直営店、Eコマースが販路。商品企画力などが強み。海外市場でブランド認知度向上を図る。 記:2024/10/03