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ソルクシーズ Research Memo(4):ソフトウェア開発事業が売上の柱

2016/2/23 16:06 FISCO
*16:07JST ソルクシーズ Research Memo(4):ソフトウェア開発事業が売上の柱 ■業績動向 (2)事業セグメント別状況 ○ソフトウェア開発事業 ソルクシーズ<4284>のソフトウェア開発事業の業績は、売上高が前期比8.5%増の10,831百万円、営業利益が同5.9%増の595百万円となった。売上高の内訳を見ると、主力のSI/受託開発事業は前期比9.7%増の9,756百万円と順調に拡大した一方で、ソリューション事業は一部子会社の低迷等により、同1.7%減の1,074百万円となった。営業利益率が5.6%から5.5%と若干低下したが、これは一部の開発プロジェクトで低採算案件があったことや、外注費の上昇が要因となっている。 単独ベースの業種別売上動向を見ると、金融業界向けの売上高は前期比16.6%増の5,401百万円と好調に推移した。なかでも、クレジット向けが同16.9%増、証券向けが同13.9%増、銀行向けが同40.7%増といずれも2ケタ増収となるなど、生保・損保向けを除いてすべての業界が2ケタ成長をなった。粗利益率が25.7%から18.9%へ低下したが、これは一部低採算の案件があったことが主因で一時的な要因とみられる。 一方、その他の業界向けでは情報・通信向けが低調だったものの、その他産業向けの増収でカバーし、全体では同5.7%増の2,641百万円となった。その他産業向けの伸びは公共サービス分野のプロジェクトの寄与によるものとなっている。粗利益率も同プロジェクトの寄与によって前期の11.3%から22.4%と大きく上昇した。 単独ベースの売上高は前期比11.0%増の8,134百万円に、粗利益は同6.9%増の1,294百万円となり、粗利益率は0.6ポイント低下した。また、販管費の増加により営業利益は同11.2%減の215百万円と減益となっている。このため、同事業の増益要因は子会社の収益拡大によるものとなっている。 特に、けん引役となったのは車載システムの開発支援を行うエクスモーションで2ケタ増収増益となったもようで、利益では連結全体の3割弱を稼ぎ出すまでに成長している。自動車はADASなど新たな機能の開発・搭載が相次ぐなかで、システム開発も複雑化しており、同社のような開発支援を行う会社が不可欠な存在となってきているというのが背景にある。その他、金融業界向けのシステム開発や導入支援を行っているエフ・エフ・ソルやコアネクスト、ICTインフラ分野のコンサルティングなどを行う(株)アスウェアなどが増収増益となった。また、ノイマンについては自動車教習所のシステム導入の端境期などで売上高は減収となったものの、営業利益は経費抑制などにより増益となった。一方、イー・アイ・ソルについては前期に大型案件があった反動で減収減益となっている。 ○デジタルサイネージ事業 デジタルサイネージ事業の業績は、売上高が前期比7.4%減の483百万円と減収となったものの、営業損失は5百万円と前期の25百万円から損失幅は縮小した。中国子会社の縮小・売却を行ったことが損益改善につながった。また、国内のインターディメンションズについても太陽光発電工事の減少により売上高は減収となったものの、営業利益は増益となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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クレジット、証券など金融向けに強みを持つソフトウェア開発会社。ソリューション事業、コンサルティング事業も手掛ける。SBIHDが筆頭株主。富士通などが主要取引先。航空宇宙・防衛分野の取り組みを強化。 記:2024/08/13