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城南進学研究社 Research Memo(5):ゼロ歳児からの育脳教室「くぼたのうけん」が乳幼児向け教育の中核

2016/1/25 16:12 FISCO
*16:12JST 城南進学研究社 Research Memo(5):ゼロ歳児からの育脳教室「くぼたのうけん」が乳幼児向け教育の中核 ■部門別動向 (6)幼児教育部門 城南進学研究社<4720>の幼児教育部門には、育脳教室「くぼたのうけん」の運営と、立川市の城南ルミナ保育園の運営がある。城南ルミナ保育園は「くぼた式育脳法カリキュラム」を導入している点を売り物とする保育園だ。 同社の乳幼児向け教育の中核は、ゼロ歳児からの育脳教室「くぼたのうけん」だ。これは脳科学者・久保田競(くぼたきそう)博士のカヨ子夫人が考案・実践するものだ。従来からの目黒、自由が丘、横浜の3教室に、2015年3月期中には表参道と御茶ノ水の2校が加わり、5校体制となった。「くぼたのうけん」は、そのコンセプトが支持されて、入学希望者は多く、業績も着実に伸びている。 弊社では、「くぼたのうけん」の関西圏や中京圏での事業チャンスは大きいと考えている。同社自身も潜在的ニーズの強さは認識しており、FCによる事業展開を考えているようだ。ただし、「くぼたのうけん」というユニークな教育法を正しく行うための人材確保を優先して考えており、そのためにはある程度の組織力と資金力が必要との判断から、FCオーナーは個人ではなく法人を想定している。しかしながら、これまではそうした法人パートナーは出現しておらず、FC展開は進展がない。 弊社はそのような法人パートナーの出現を待っているよりも、既存の教室で人材を育成して、直営展開する方が結局は近道ではないかと考えている。教室数が5校となったことでそれらに携わるインストラクターの数も当然多くなるため、人材育成のスピード感も一段上昇してくると期待されるためだ。現状ではそうした視点での教室運営や人材育成はされていないかもしれないが、今後検討する余地はあるのではないかと考えている。 (7)城南AO推薦塾部門 城南AO推薦塾はAO(アドミッションオフィス)入試や推薦入試に対応するためのもので、2015年2月に横浜校を開校した。全大学入学者の43.6%、私立大学入学者の50.7%(いずれも2012年度。文部科学省調べ)がAO・推薦入試経由という現状がAO推薦塾開校の背景にある。この動きはさらに加速しているのが実情だ。一例として、早稲田大学が現在約40%のAO・推薦入学者の割合を2016年度から段階的に60%にまで高めると発表したことがある。 こうした現状を反映してAO推薦塾は順調な立ち上がりとなったもようだ。2016年3月期第2四半期の売上高は39百万円だった。同期間における予備校部門の減収額68百万円を吸収するには至らなかったものの、開校時期が2015年2月であったことを考えると健闘しているとの評価に値しよう。第1期生の実績を踏まえての来期以降の成長加速が注目される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《YF》
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東京・神奈川地盤の総合教育ソリューション企業。個別指導教室「城南コベッツ」や映像授業専門教室「河合塾マナビス」、乳幼児教室「くぼたのうけん」等を展開。学研HDと業務資本提携。AI活用の業務合理化進める。 記:2024/09/02