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アパマンショップ Research Memo(4):A種優先株式をすべて消却、有利子負債増だが財務体質の改善は進む見通し

2016/1/22 16:06 FISCO
*16:06JST アパマンショップ Research Memo(4):A種優先株式をすべて消却、有利子負債増だが財務体質の改善は進む見通し ■決算動向 (3)財務状況 アパマンショップホールディングス<8889>の2015年9月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比5,059百万円減の43,492百万円となった。主な増減要因を見ると、繰延税金資産が長短併せて4,755百万円減少したほか、のれんが1,124百万円減少した。 一方、負債は前期末比で2,692百万円増の41,480百万円となった。A種優先株式を取得するための資金を借入金で調達したことで、有利子負債が同2,157百万円増加したことが主因。また、純資産はA種優先株式の取得と消却を進めたことや、当期純損失の計上に伴い前期末比7,751百万円減の2,011百万円となった。 A種優先株は2008年秋のリーマンショック後に収益が大幅に悪化した同社が、財務基盤の拡充を図ることを目的に、2011年3月にインテグラル1号投資事業有限責任組合(以下、インテグラル)に発行したもので、株式数としては654万株(発行価格は275円)と同社の普通発行株数の約4割の水準となっていた。このため、優先株の普通株への転換に伴う1株当たり株主価値の希薄化が懸念されてきたが、同社では収益並びに財務体質の改善が進んだ2014年3月に優先株の119万株を取得、さらに、2015年7月に残りの535万株を726円で取得すると同時に、先に取得した119万株も含めてすべてを消却した。 経営指標としては、有利子負債の増加と自己資本の大幅減少により、D/Eレシオや自己資本比率は大きく悪化したことになるが、同社の収益は斡旋事業やPM事業などのコア事業を中心に年間20億円以上の営業キャッシュを安定して稼ぎ出す収益構造に変わってきており、市場環境が大きく悪化するようなことがなければ、今後は大きな資金需要もないことから、財務体質も改善していくものと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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不動産仲介「アパマンショップ」をFC展開。加盟店への商品・サービスの提供も。TKPが第2株主に。賃貸管理ビジネスが堅調もDX推進に伴う投資負担は重し。社宅サブリース提携社数は増加。賃貸管理システム刷新へ。 記:2024/07/31