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プラザクリエイト Research Memo(2):モバイル事業はストック型収益モデル、プリント事業と補完性を狙う

2016/1/15 16:03 FISCO
*16:03JST プラザクリエイト Research Memo(2):モバイル事業はストック型収益モデル、プリント事業と補完性を狙う ■成長戦略の概要 プラザクリエイト<7502>はプリントショップのトップ企業として「パレットプラザ」「55ステーション」を展開(直営及びFC)していたが、2006年をピークに店舗数、売上高ともに減少トレンドが続いていた。その後2014年3月期から“第2の創業”として、プリント事業を成長事業に大転換すべく、本格的な巻き返し策に打って出た。また、プリント事業以外のビジネスについても整理統合を進め、携帯ショップを展開するモバイル事業をプリント事業と並ぶ事業の柱に育成することに取り組んでいる。さらに、蘭Cimpress(旧社名Vistaprint N.V.)と合弁でVPJを立ち上げ、3本柱体制を確立することで成長軌道に回帰するというのが、現在の同社の成長戦略となっている。それぞれの事業の具体的な成長戦略は後に詳述するが、概略は以下のとおりだ。 プリント事業の成長戦略のポイントはプリントショップ「パレットプラザ」のリニューアルだ。“Photo & More”という新しいスローガンを掲げ、店舗のコンセプトも一新する大規模リニューアルを、全直営店において実施するというものだ。2年前から徐々にリニューアルを進めてきているが、これまでのところ、リニューアルの効果は明確に出ている。 一方、モバイル事業の成長戦略は新規出店だ。携帯販売店は飽和状態にあるが、大手キャリアによる販売店再編の動きの中で、顧客満足度の高さを武器に、同社に新規出店のチャンスが生まれている。モバイル事業はストック型収益モデルあり、プリント事業との補完性を狙っている。 VPJについてはまずは事業の立ち上げ、すなわちVPJとしての独り立ちだ。VPJの商品はパレットプラザの店頭、インターネット経由(eコマース)、法人需要開拓、など複数のルートで販売される。“完全個対応”、すなわち、1個からでも割安な価格で販売することを武器に、個人から法人まで幅広い顧客層をカバーして収益拡大を狙う。 同社は時期を区切った中期経営計画を策定しているわけではない。しかし、業績目標として、2018年3月期において「経常利益9億円以上、VPJを含めた売上高300億円以上」、2020年3月期において「経常利益20億円以上、VPJを含めた売上高400億円以上」を業績目標として掲げている。そうした流れのなかで、2016年3月期は、業績面では“夜明け前”の最も暗い時期に相当するということだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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ソフトバンクなどの携帯キャリアショップの運営等を行うモバイル事業が主力。写真サービス店「パレットプラザ」のFC展開、アパレル事業等も。新規事業への投資はほぼ完了。モバイル事業では法人向け営業を強化。 記:2024/06/18