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アイレップ Research Memo(10):「再成長期」と位置付け、積極的な成長投資と売上2ケタ成長の両立を目指す

2016/1/7 16:46 FISCO
*16:46JST アイレップ Research Memo(10):「再成長期」と位置付け、積極的な成長投資と売上2ケタ成長の両立を目指す ■業績動向 ●2016年9月期の見通し (1)会社計画の概要 アイレップ<2132>の2016年9月期連結業績の会社計画は、売上高が65,000~66,000百万円(前期比12.0~13.7%増)、営業利益は800~900百万円(同12.0~26.0%増)、当期純利益は380~450百万円(同19.1〜41.0%増)と、2ケタの増収・営業増益を見込む内容となっている。 そのイメージは、売上高については、主力のサーチ広告再強化によるシェア拡大をベースに2ケタ成長を目指す計画。加えて、売上総利益額・利益率を重要指標として位置づけ、売上成長に見合うようなサービス設計に努める。売上の持続的成長の投資を積極的に行う一方で、販管費をコントロールし、営業利益は2015年9月期以上を確保することを目標としている。 (2)具体的な取り組みについて その目標達成のための具体的な取り組みを「中期経営計画2016」の1)運用型広告 絶対的ナンバーワンエージェンシー、2)「Marketia®」の進化、3)広告周辺ソリューション事業の成長、4)グローバル事業の基盤確立、の4つの方針ごとにみると以下の通り。 1)運用型広告 絶対的ナンバーワンエージェンシー 市場シェアトップのサーチ広告に関しては、「企画」、「R&D」、「運用」、「オペレーション」機能を集約し、組織を一本化することにより、運用水準強化、運用効率の向上を図るほか、顧客基盤の拡大に関してはフルスピードとの合併会社設立を伴う業務提携も含めて新規事業機会を開拓する、などにより一段の市場シェアアップを目指す。 一方、運用型ディスプレイ広告については、顧客基盤を鑑みたテーマに絞り、適切なリソースの配分とその活用を行うことで、取扱高拡大を目指す。なお、人材教育、ナレッジ開発、新規顧客開拓については、博報堂DYグループ・DACグループとの連携強化を進める。 2)「Marketia®」の強化 これまで行ってきた機能のアップグレードにより導入率が上昇し、運用成果が向上する事例が増えており、順調に推移しているが、更なる機能強化と社内導入を促進するための専門本部「Marketia本部」を設立する。加えて、クオリティマネジメントセンター高知においても活用するため、東京本社のナレッジ移転に当たり高知にマネジメントを増強する計画。 クオリティマネジメントセンター高知は現在の50名強の体制から1年以内に100名規模の運用体制にする計画で、「Marketia®」の導入と併せて広告代理事業の生産性向上を図る。 3)広告周辺ソリーション事業の成長 成長を担う主力商材としてコンテンツマーケティングへ注力する。具体的には、「ONE CUSHION」などのサービスの高付加価値化をグループ連携、アライアンスなど組み合わせて多面的に取り組む計画。 4)グローバル事業の基盤確立 成長が続いているインドネシアと中国に関しては投資を加速する一方で、事業環境が急変したベトナムについては事業再構築を行う。 弊社では、2015年9月期において事業の見直しによる効果が下期(4月-9月)から顕在化し、業績が上向いていることを踏まえると、2016年9月期についても計画している取り組みが進行していくにつれて、売上高の成長、収益改善のペースの再加速を確認できることになると予想している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》
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時価総額 17,884百万円
SEMサービス、ソーシャルメディアマーケティングなどネット広告を手掛ける。博報堂DYグループとの協業で顧客は増加。16.9期上期は大幅増益。DACと共同持株会社設立で経営統合。9/28付けで上場廃止へ。 記:2016/06/07