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キトー Research Memo(1):真のグローバルNo.1のホイストメーカーとして売上高1,000億円を目指す

2015/12/16 16:16 FISCO
*16:16JST キトー Research Memo(1):真のグローバルNo.1のホイストメーカーとして売上高1,000億円を目指す キトー<6409>(以下、同社)は、建設現場及び製造業の工場などで簡単に物を持ち上げ、運び、固定するために利用する「巻上機」(チェーンブロック、レバーブロックなどの、マテリアルハンドリング、いわゆるマテハン機器)の国内トップメーカーである。グローバル展開も進んでおり、海外売上高は78.6%(2016年3月期第2四半期)に達し、世界市場でもトップ5に入る。 2016年3月期第2四半期は売上高で25,809百万円(前年同期比40.3%増)、営業利益で1,505百万円(同76.0%増)、経常利益で1,194百万円(同33.7%増)、四半期純利益で568百万円(同12.7%増)となった。買収した子会社の影響で大幅増収となり、各利益も増益となった。期初予想比でも増益ではあったが、中国が停滞傾向にあり今後の動向は楽観視できないようだ。 進行中の2016年3月期は売上高で60,000百万円(前期比20.1%増)、営業利益で5,500百万円(同62.0%増)、経常利益で5,000百万円(同46.0%増)、当期純利益で3,000百万円(同48.0%増)が予想されており、期初予想と変わっていない。国内は堅調ながら中国は低迷状態が続いており米州も不透明感が増している。この予想達成は容易ではなさそうだ。 同社は、「真のグローバルNo.1のホイストメーカーとして売上高1,000億円」の目標を掲げている。この目標達成に向け、M&Aも積極的に行う計画のほか、経営戦略として人材のグローバル化に取り組んでいる。また株主還元においては、配当性向20%以上を宣言しており、2016年3月期は年間28円配当(配当性向25.7%)を予定しているが、今後の業績動向を注視する必要はありそうだ。 ■Check Point ・日本国内及び米州で高いシェア、内製化率60%以上が同社の強み ・第2四半期は大幅な増収増益、海外売上高比率は78.6%に ・通期業績は増収増益の期初予想を据え置く (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
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搬送機械メーカー。チェーンブロックやロープホイスト等の巻上機からレバーブロックやクレーン等の多様な製品を手掛ける。インフラ需要継続で米州は好調。為替差益を計上。23.3期2Qは2桁の増収、経常増益。 記:2023/01/14