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ナガイレーベン<7447>高付加価値の新製品投入で活性化を図る

2015/12/14 11:18 FISCO
*11:18JST ナガイレーベン<7447>高付加価値の新製品投入で活性化を図る ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』12月10日放送において、ナガイレーベン<7447>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■会社概要 ナガイレーベン<7447>は看護師、医師、患者向け等の医療白衣の専門メーカーで、看護師向け白衣においては国内シェア60%超とトップを誇っています。強固な収益体質と財務基盤を有しているほか、単体配当性向を50%以上に設定するなど株主還元にも積極的な企業です。 ■強み・事業の詳細について 同社の事業はメディカルウェア等の製造・販売の単一セグメントとなっています。製品の購入者は主に病院などの医療施設や介護施設等ですが、直接販売は行わず、医療施設等と取引を行う業者を経由した販売が100%を占めています。 同社の強みは企画から原材料の調達、製造、販売まで一貫して行う体制が整っていることです。また、動きやすさや静電気が発生しにくいなどの機能面に加え、デザイン性にも優れた製品を提供することで、ユーザーから高い評価を得ています。製造面においては、素材を提供する大手合繊メーカーや繊維商社などと直接やり取りをすることで、最適な素材でコストを抑えて製造し、適正マージンを乗せて販売することが可能となっています。販売面においては、全国に1,000社近くの代理店網を有しているため、迅速な対応が可能となっています。 売上高のアイテム別売上比率では、2015年8月期の実績で、主に看護師向け製品のヘルスケアウェアが58.4%、ドクターウェアが16.1%、手術ウェアが9.7%、患者ウェアが9.0%、白衣の上に着るエプロンやカーディガン等のユーティリティウェアが4.1%、シューズが1.3%、その他が1.4%となっています。地域別の売上比率では、東日本が51.7%、西日本が36.2%、中部日本が11.0%、海外が1.1%となっており、まだ比率が小さい西日本、中部日本、海外に伸びしろがあるとみられます。 ■足元の業績・通期業績の見通し 10月1日に発表した2015年8月期決算は、売上高が前期比0.4%減の161.50億円、営業利益が同5.2%減の48.13億円となりました。売上総利益は前期並みを確保したものの、原材料・加工賃の上昇、円安、新本社移転による減価償却費の増加などで、若干の減益となりました。アイテム別では、構成比の高いヘルスケアウェア、ドクターウェアが減少しており、更新需要のずれ込みに加えて前期の伸びが高かったことも影響していますが、市場トレンドには大きな変化はありません。 一方、今2016年8月期は、売上高が前期比2.2%増の165.00億円、営業利益が同0.0%増の48.14億円とわずかながら増益を見込んでいます。主力のヘルスケアウェア、ドクターウェアに高付加価値の新製品を投入することで活性化を図り、ずれ込んでいた更新需要を取り込むことと新規物件の獲得を目指す方針です。一方で、引き続き原材料・加工賃の上昇と円安によるコストアップから微増益に留まる見通しです。 ■株主還元策は 同社は、利益成長に伴う増配に加えて、自社株買いも含めた総合的な株主還元を積極的に行っています。前期の2015年8月期は、通常の年間配当に創業100周年の記念配当を上乗せしたことで、単体純利益に対する配当性向は107.5%となりました。さらに期中に行った自社株買いも踏まえると総還元性向は153.8%となっています。 今期の計画は年間50円配当で配当性向は52.1%となっています。業態から考えると利益が急速に悪化する可能性は低く、株主還元や資本効率維持に対しての意識は非常に高いため、今後も継続的な配当が期待されます。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TM》
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時価総額 90,162百万円
看護師や医師、患者向け等の医療白衣専業メーカー。1915年創業。医療白衣のコア市場で国内シェア6割超。看護師向け製品の売上比率が高い。ハイエンド商品等を積極投入。中計では26.8期営業利益55億円目指す。 記:2024/04/29