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イデアインター Research Memo(4):広告宣伝の活用によりECでの販売を強化

2015/12/10 16:16 FISCO
*16:16JST イデアインター Research Memo(4):広告宣伝の活用によりECでの販売を強化 ■EC拡大戦略と進捗状況 (1) ECの拡大戦略 イデアインターナショナル<3140>のもう1つの成長戦略はECの拡大だ。同社はブランドイメージ保持の目的もあって全国の大都市圏で都心部のランドマーク的ビルや商業施設に出店しているが、絶対数は多くはなく、地方の消費者のカバーは十分ではない。この点を補う存在としてECは極めて有効だと期待される。また、店舗コストがかからないECは、小売や卸売よりも採算性が高いことも魅力的だ。 同社のEC体制は自社サイト(本店サイト)、ZOZOTOWN店、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店の4店体制となっている。販売の主力は本店サイトとなっているもようだ。本店サイトは2015年6月期中に一新され、化粧品(Terracuore)とトラベルグッズ(MILESTO)、インテリア雑貨(Idea Seventh Sense)のそれぞれのブランド別構成となって、使いやすい構成となっている。 2015年6月期のEC売上高は368百万円(前期比9.5%増)で、小売売上高に占める割合は16.3%だった。弊社では売上高で400百万円~500百万円、小売売上高に占める割合20%程度を想定していたが、それには至らなかった。同社は2015年6月期においてEC強化のために広告宣伝を行ったが、そのタイミングが2015年5月と期末に近いタイミングだったため、2015年6月期決算には効果が明確ではなかったとみられる。 同社は2016年6月期もEC強化の姿勢には変更はない。同社及び同社製品・ブランドの認知度はまだ十分ではないため、広告宣伝を行って認知度を高めていくのが基本的な戦略だ。既に2015年6月期において試験的に広告宣伝を行ったところ、店舗への来店やサイトへのアクセス数、現実の売上高などにおいて、明確に広告効果が認められたため、2016年6月期は広告宣伝を本格的に行う計画だ。出稿に際しては、健康コーポレーションのグループ力を活用して、クリエイティブや広告費用などの点において、同社単独でやるよりも有利な条件で出稿が可能となっているもようだ。 2016年6月期の広告宣伝費の額については、同社は詳細を明らかにしていない。弊社では200百万円~300百万円程度と推測している。出稿メディアは車内広告、出版物、インターネットなど様々なものを予定しているようだ。ECの広告に関しては、顧客誘導の点からもインターネット広告の活用が想定される。広告出稿のノウハウは健康コーポレーションが最も得意とする分野であり、同社は全面的に健康コーポレーションとタイアップすることで費用対効果の最大化を狙っている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《RT》
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インテリア商品ブランド「ブルーノ」、トラベル商品ブランド「ミレスト」等を手掛ける。RIZAPグループ傘下。24.6期2Q累計はミレストが大幅増収。観光地店舗を中心に各種トラベル関連商品の売上が増加。 記:2024/04/09