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ソルクシーズ Research Memo(1):中期的にストック型ビジネスの利益構成比を50%までに引き上げる

2015/12/2 16:00 FISCO
*16:00JST ソルクシーズ Research Memo(1):中期的にストック型ビジネスの利益構成比を50%までに引き上げる ソルクシーズ<4284>はソフトウェア開発事業とデジタルサイネージ事業を展開する。ソフトウェア開発では金融業界向けの割合が高く、単独売上高の6割強を占める。既存事業の強化に加えて、収益の安定性を高めるため、ストック型ビジネスに注力しており、中期的にストック型ビジネスの利益構成比を50%まで引き上げていくことを目標としている。 10月30日付で発表された2015年12月期第3四半期(2015年1月−2015年9月)累計の連結業績は、売上高が前年同期比7.0%増の8,216百万円、営業利益が同5.9%増の416百万円となった。引き続き金融業界向けを中心としたソフトウェア開発の需要が旺盛だったほか、子会社による自動車業界向けコンサルティングサービスの好調が収益のけん引役となった。ただ、特別損失として投資有価証券評価損29百万円を計上したほか、平成27年度税制改革による法人税の引き下げに伴う繰延税金資産の取崩しにより、四半期純利益は同36.7%減の141百万円にとどまった。 2015年12月期の連結業績予想は売上高が前期比9.5%増の11,500百万円、営業利益が同12.8%増の610百万円と期初計画を据え置いている。売上高に関してはほぼ計画どおりに推移する見通しだが、営業利益は若干下回る可能性がある。ソフトウェア開発の外注費が高止まりしているのが要因。ソフトウェア開発に関しては、需要は旺盛なものの外注先を含めて人的リソースの不足により、受注を見送らざるを得ない状況も出てきている。同社では2016年12月期以降も増収増益を継続していくため、中国などアジアから開発要員を確保していくほか、M&Aなども視野に入れながら受注能力の増強を進めていく計画だ。 ストック型ビジネスに関しては、想定よりも事業の成長ペースがやや遅れ気味となっているが、事業提携なども進めながら早期に収益化を進めてく考えだ。高齢者見守りサービス「いまイルモ」に関しては、顧客基盤を持つ企業との提携により契約数を増やしていく。また、企業向けクラウドサービスとなるCSO事業では、契約社数が今期末で150社程度と、前期比1.5倍に増える見通し。海外展開はやや遅れそうなものの、着実な増加が見込まれる。ソフトウェア開発事業の能力増強とストック型ビジネスの収益化を進めていくことで、中期経営目標である2017年12月期の連結売上高13,000百万円、経常利益1,000百万円の達成を目指していく。 ■Check Point ・15/12期3Qは増収、営業増益で両事業ともに増収 ・3Qまでの進捗率では売上高は計画通りに着地するもよう ・人材増強を目的に自社株式を社員へのストック・オプションに活用 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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クレジット、証券など金融向けに強みを持つソフトウェア開発会社。ソリューション事業、コンサルティング事業も手掛ける。SBIHDが筆頭株主。富士通などが主要取引先。航空宇宙・防衛分野の取り組みを強化。 記:2024/08/13