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北の達人 Research Memo(5):既存商品の依存度を引き下げ、新たな収益柱で業績を拡大

2015/12/1 15:36 FISCO
*15:36JST 北の達人 Research Memo(5):既存商品の依存度を引き下げ、新たな収益柱で業績を拡大 ■業績推移 北の達人コーポレーション<2930>の過去の業績を振り返ると、会員数の拡大に伴って業績が伸びているが、特に2013年2月期からの業績の伸びが大きい。これは、それまで「カイテキオリゴ」への業績依存度が高かったところから、新たな収益の柱となった「みんなの肌潤糖」シリーズの業績貢献が始まったことに起因する。さらに、2015年2月期には、「二十年ほいっぷ」による業績貢献も上乗せされている。したがって、2013年2月期以降は、「カイテキオリゴ」の依存度を引き下げながら、新たな収益柱の伸長により同社の業績が大きく拡大してきたと言える。 なお、2015年2月期に会員数や売上高の伸びが若干鈍化しているのは、想定していた新商品のリリースが翌期に持ち越しになったことや広告宣伝費の投入をコストパフォーマンスの判断からやや抑制したことの影響であるが、重視している営業利益の伸び率は高い水準を維持している。 一方、財務基盤の安定性を示す自己資本比率も、将来の成長のための先行投資に備えて有利子負債を増やしたことから2013年2月期に50%まで低下したものの、内部留保の積み上げや公募増資によって2015年2月期には73.8%まで改善を図っている。また、資本効率を示すROE(自己資本利益率)も高い収益力に支えられて25%超の水準を維持しており、同社の財務内容は極めて優良と評価することができる。 キャッシュフローの状況も、大きな設備投資を必要としない事業特性から、投資キャッシュフローは潤沢な営業キャッシュフローの範囲内に収まり、現預金の残高は大きく積み上がっており、今後の成長戦略の中でどのように有効活用を図っていくのかに注目される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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ヘルス&ビューティーケア関連事業が柱。健康食品・化粧品ブランド「北の快適工房」が主力。オリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」等も。北の快適工房では組織力の強化等により、新規顧客の増加図る。 記:2024/10/24