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ティーガイア Research Memo(5):多様な取扱商材の提案によるCS向上で店舗の集客力・収益力を強化
2015/11/20 19:29
FISCO
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*19:29JST ティーガイア Research Memo(5):多様な取扱商材の提案によるCS向上で店舗の集客力・収益力を強化 ■今後の見通し (2)成長戦略 国内の携帯電話市場は、MVNOの台頭やキャリアショップでの物販、保険、電力等の商材の広がり、またポイントプログラムでのサービス競争など、大きな変革期を迎えており、携帯電話販売代理店間の競争激化や集約化が進んでいくものと予想される。特にここ最近では、通信キャリアの販促施策も実績をより重視した動きを強める傾向にあり、キャリアショップの実力が今まで以上に問われる時代になってきたと言える。 こうしたなかティーガイア<
3738
>の戦略は明快で、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスや、各種アクセサリー、光回線に加え、今後広がる取扱い商材に至るまで、多様な商品・サービスの中から、顧客ニーズに合わせた最適な提案ができるショップ店員の育成を強化すること、及び店舗の移転・改装や大型化の推進によって、顧客満足度と集客力を高めていくことにある。これら将来の成長に向けての取り組みは、店舗当たりの収益力強化にもつながるが、前期よりモバイル事業の収益性が改善していることからも、その成果は着実に表れているものと考えられる。 ショップ店員の育成に関しては、社内教育・研修機関TGアカデミーを分社化した子会社の(株)キャリアデザイン・アカデミー(出資比率80%)が中心となって推進している。特に、ここ最近では料金体系の複雑化や光回線など取扱商材が多様化し、接客時間も長くなる傾向にあり、販売スタッフの接客スキルの差が店舗の生産性や効率性に直結する傾向が強まっていると言える。このため、同社ではスキルの高い人財に関しては、正社員への登用も積極的に進めている。業界の中でも同社は社員の教育・育成システムに関して先行して強化し、その体制を確立してきた強みがあり、今後は傘下の二次代理店への浸透も含めて、その優位性は保たれるものと弊社では見ている。 一方、店舗の移転・改装や大型化を店舗戦略に据えることによって、アクセサリーなど関連商品の販売スペースの拡大が可能となり、ラインナップ充実と売上増加が見込める。また、地域の特性に合ったコンセプトを活かしてお客様やご家族に快適に過ごしていただける空間を創出することで、お客様のニーズにお応えするとともに、顧客満足度や集客力の向上につながるといった効果が見込まれる。このため、同社では移転・リニューアル、大型化などの戦略的投資を積極的に進めていく方針としている。 販売好調が続いているスマートフォン・タブレット関連のアクセサリーショップ「Smart Labo」等に関しても、取扱商材やサービスの拡充も含めて、積極的に展開していく予定となっている。7月に出店した「Smart Laboなんば戎橋」においては、11月より3階にMVNO・SIMフリー端末フロアを新設オープンし、同社としては初めての取り組みとなるSIMカードやSIMフリー端末の販売も開始しており、多様な顧客ニーズや訪日外国人向けの需要などに対応していく。同社では今後もキャリアショップにおける取扱商材・サービスの多様化に的確に対応するとともに、アクセサリーショップにおいては自発的に商材やサービス拡充を推進することで、収益を拡大していく考えだ。 また、中国での携帯電話等販売事業については、業務効率化等を継続しながら収益の改善を進めていく。また、シンガポールで展開しているギフトカード事業については、販売が好調に推移していることから、今後は周辺国への展開についても検討を開始している。 更に、同社は本年11月、2020年度に向けた中期目標を掲げた。以下の目標を達成することで、持続的成長を実現し、株主、従業員を含むすべてのステークホルダーの期待に応えていくとしている。 ○中核の携帯電話代理店事業において、リーディングカンパニーとしてのポジションを堅持する ○法人向け事業、決済事業、海外事業などを確固たるコアビジネスとして育成する ○モバイル、インターネット業界で、新たな事業機会を発掘、開拓する ○配当性向30%以上を維持する (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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ティーガイア
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時価総額 149,101百万円
国内最大の携帯販売代理店。法人向けスマホ販売や端末・回線管理サービス等の法人事業、地方創生・クオカード事業も手掛ける。光アクセスサービス「TG光」は累計保有回線数が堅調。既存事業の強化等に取り組む。 記:2024/10/21
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