マーケット
10/2 15:15
37,808.76
-843.21
42,156.97
-173.18
暗号資産
FISCO BTC Index
10/2 17:27:22
8,909,039
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

BS11 Research Memo(2):一定の認知度・浸透度に達したことを受け、成長拡大ステージへ

2015/11/20 18:24 FISCO
*18:24JST BS11 Research Memo(2):一定の認知度・浸透度に達したことを受け、成長拡大ステージへ ■会社概要 (1)沿革と企業理念 日本BS放送<9414>は1999年8月、ビックカメラ<3048>により、日本ビーエス放送企画(株)として設立された。1999年12月に郵政省(現・総務省)にBSデジタルデータ放送の委託放送業務の認定を受けたのを皮切りに、試験的なデータ放送などを経て、2005年12月に総務省よりBSデジタル高精細度テレビジョン放送(BSデジタルハイビジョン放送)の委託放送業務の認定を受け、2007年12月から本格的にBSデジタルハイビジョン放送(現行のBS11)を開始して現在に至っている。この間、2010年に日本民間放送連盟に加入したほか、2011年には(株)ビデオリサーチが行う接触率調査(BSパワー調査)※に参加するなど、衛星放送業界の中での信用度と存在感を高めてきている。株式市場には、2014年3月に東京証券取引所第2部に上場したのち、2015年3月に1部指定となって現在に至っている。 ※接触率調査(BSパワー調査):2010年民放キー局系のBSデジタル放送5社が共同で(株)ビデオリサーチに委託して開始した、BS放送の視聴動向調査。BS11は2011年10月から参加し、現在は6社6チャンネルによる共同委託となっている。2015年4月より調査方法が日記式」(紙に記入するアンケート方式)からより信頼性の高い「機械式」へと変更されると共に、調査名称も「機械式視聴世帯数調査」に変更された。調査方法はいわゆる視聴率調査と類似だが、チャンネルごと及び番組ごとの視聴世帯数は非公表となっている。 同社は地上波キー局の系列に属さない独立系のBS放送局だ。また、ファウンダーのビックカメラはその後TV通販事業から撤退したため、ビックカメラ向け売上高比率は約2%(2015年8月期実績)まで低下しており、完全に自立した経営状態にある。 同社は2015年9月に経営理念や経営ビジョンを一新した。新しい経営理念では「質の高い情報を提供することで人々に感動を与え、幸せな社会づくりに貢献します」とうたっている。従来の経営理念では「心に響くBS11」を掲げていた。また、新経営ビジョンでは番組作りの基本的なスタンスとしてかつての「ゆったり」「じっくり」といった表現から「豊かで癒される」「中立公正な」という表現に変わっている。弊社ではこの変化の背景に、“BS11”が一定の認知度・浸透度に達したことを受け、更なる社会への貢献に向けて一歩踏み込むと同時に、独立系放送局として黎明期から成長・拡大期へと一段ステージが上がったことに対する同社の自信の表れを感じ取った。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
関連銘柄 2件
3048 東証プライム
1,558
10/2 15:00
-26(-1.64%)
時価総額 293,131百万円
家電量販店大手。都心部の駅前立地に大型店を出店。EC販売等も。傘下に家電量販店「コジマ」、PC専門店「ソフマップ」、日本BS放送など。免税売上はコロナ前の水準まで回復。強い店舗の再構築等に取り組む。 記:2024/06/03
9414 東証スタンダード
894
10/2 15:00
-6(-0.67%)
時価総額 15,917百万円
ビックカメラ傘下の無料BS放送局。子会社で児童書の出版も。タイム収入は通販枠の強化・拡充により堅調。スポット広告収入が足踏み。アニメ強化に向けた費用増は重し。配当性向4割目安。コンテンツ価値の最大化を図る。 記:2024/07/31