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カルナバイオ---3Qも営業黒字転換を継続、創薬事業でライセンス料を受領

2015/11/9 7:51 FISCO
*07:51JST カルナバイオ---3Qも営業黒字転換を継続、創薬事業でライセンス料を受領 低分子のキナーゼ阻害薬の研究開発を手掛けるバイオベンチャーのカルナバイオサイエンス<4572>は6日、第3四半期累計(2015年1-9月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比177.3%増の12.77億円、営業損益が5.84億円の黒字(前年同期は4.11億円の赤字)、経常損益が6.05億円の黒字(同3.88億円の赤字)、純損益が5.72億円の黒字(同3.90億円の赤字)となった。 創薬支援事業では小野薬品工業からの大規模委受託契約の寄与などから大幅な増収増益(営業利益は前年同期比498.3%増)を継続するとともに、創薬事業においてはジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品子会社とのライセンス契約による一時金を第2四半期に売上計上したことにより3Q累計でも営業利益(2.77億円)を出している(前年同期の創薬事業は売上なし、4.62億円の営業損失)。3Qにライセンス料を受領し、手元資金が増加している。 通期業績予想は従来計画を据え置いた。売上高が前期比150.5%増の15.32億円、営業利益が3.72億円、経常利益が3.95億円、純利益が3.64億円と、前期比で大幅な増収と各利益での黒字転換を見込んでいる。 同社は、キナーゼ阻害薬の研究開発およびキナーゼタンパク質に関する製品の販売、サービスを提供するバイオベンチャー。製薬企業等の研究機関向けに創薬支援事業を展開するほか、自社でも創薬を手掛ける。キナーゼに関する創薬基盤技術が同社の強み。 《SF》
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キナーゼ阻害薬等の研究開発を行うバイオベンチャー。がん、免疫炎症疾患が重点領域。キナーゼタンパク質の販売、受託サービス等を手掛ける創薬支援事業も。次世代非共有結合型BTK阻害剤AS-1763に注力。 記:2024/08/06