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ダイキアクシス Research Memo(15):2014年12月期は新製品のヒットもあり増収増益に

2015/9/25 17:27 FISCO
*17:27JST ダイキアクシス Research Memo(15):2014年12月期は新製品のヒットもあり増収増益に ■業績動向 (1) 2014年12月期業績 2014年12月期の業績は、売上高が前期比2.4%増の31,506百万円、営業利益が同53.3%増の810百万円、経常利益が同36.6%増の940百万円、当期純利益が同82.5%増の736百万円となった。新製品のヒットもあり、好業績となった。当期純利益の伸び率が大きくなったのは、固定資産売却益が発生して特別損益収支が114百万円のプラスとなったことと、税効果会計における例示区分変更に伴う税負担の減少が貢献した。実効税率は、前期の41.7%から30.3%に低下した。当期純利益が予想を大幅に上回ったことと、東証1部への指定を記念して、期末の1株当たり配当金を予定していた14円から19円に引き上げ、年間配当金を30円に増額させた。 ○キャッシュ・フローの状況 2014年12月期の設備投資額は、前期の380百万円から1,301百万円へと大幅に増加した。内訳は、地下水飲料化に386百万円、住宅機器関連事業の新配送センターに401百万円、海外新工場に319百万円であった。その結果、投資活動によるキャッシュ・フローのマイナス幅は拡大した。営業活動によるキャッシュ・フローのプラスは、大幅な増益もあって拡大し、現金及び現金同等物の期末残高の減少を抑制した。 設備投資額は、2014年12月期に当期純利益と減価償却費の合計額を上回ったが、2015年12月期はその範囲内で収まる予定だ。 ダイキアクシス<4245>の有利子負債残高は、70億円前後で推移している。ただし、期中の利益が自己資本を充実させているため、D/E(有利子負債÷自己資本)レシオは低下、改善している。 2014年12月期は、ROA(総資産経常利益率=経常利益÷総資産期中平均)の5.0%に対し、ROE(株主資本純当期利益率=当期純利益÷株主資本期中平均)は13.7%と10%を超えた。 当期ROEの高水準は、一時的な要因によるところが大きい。しかし、中長期的に見て、上昇トレンドをたどることが期待される。同社は、目標年率成長を売上高で5%、経常利益では15%としており、収益性の改善を目指している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《HN》
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浄化槽・排水処理システムや地下水飲料化等を手掛ける環境機器関連事業が主力。愛媛県松山市に本社。住宅機器関連事業、再生可能エネルギー関連事業も。環境機器関連事業はメンテナンス事業、上水エスコ事業の拡大図る。 記:2024/07/08