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ダイキアクシス Research Memo(9):水温と大気温との差から得られる温度差エネルギーを活用

2015/9/25 17:11 FISCO
*17:11JST ダイキアクシス Research Memo(9):水温と大気温との差から得られる温度差エネルギーを活用 ■中期経営計画 (2)温度差エネルギー設備/ECO-Tシステム:化石燃料を燃焼しない省エネシステム 省エネについては、電力消費だけでなく、熱エネルギーの利用分を同時に考慮することが望ましい。家庭で使用されるエネルギーの用途別内訳は、給湯が約3分の1、暖房が約4分の1、合わせて6割近い割合を熱エネルギーが占める。数十度温度が違う温水・冷水もしくは温風・冷風を得るために、化石燃料を何百度で燃やすよりも、温度差エネルギーを利用する方が環境に優しい。 河川や海水、下水、地下水などの水温と大気温との差から得られるエネルギーを温度差エネルギーという。温度差エネルギーシステム(ECO-Tシステム)は、熱資源となる井戸水、地中熱、排水・排湯の熱を熱交換器で回収し、ヒートポンプを利用することで給湯、冷暖房、高温水を提供する次世代型省エネルギーシステムになる。下水の場合、下水水温が東京都で真夏が28℃程度、真冬でも18℃を超えており、気温との温度差を利用して、夏は冷水、冬は温水を効率よく製造できる。下水は、日々の生活排水が年間を通して安定的に供給され、地中深く埋設された下水道を通るため、外気温の変動を受けにくい。従来のボイラー・給湯器に比べランニングコスト及びCO2排出量を半減できる。 ダイキアクシス<4245>の温度差エネルギー設備は竣工ベースで、2013年12月末に12件であった。売上高は、2012年12月期が138百万円、2013年12月期が374百万円へと大きく伸びたものの、2014年12月期は、補助金申請の遅延により283百万円に減少した。2015年12月期は364百万円の売上高を予想している。全国の営業部隊が、同事業の営業を兼務する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《HN》
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浄化槽・排水処理システムや地下水飲料化等を手掛ける環境機器関連事業が主力。愛媛県松山市に本社。住宅機器関連事業、再生可能エネルギー関連事業も。環境機器関連事業はメンテナンス事業、上水エスコ事業の拡大図る。 記:2024/07/08