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ホクリヨウ---北海道への訪日旅行客増加で恩恵を享受

2015/9/3 14:48 FISCO
*14:48JST ホクリヨウ---北海道への訪日旅行客増加で恩恵を享受 ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』8月20日放送において、ホクリヨウ<1384>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■会社の概要 北海道に地盤を置き、鶏卵の生産・販売を行う鶏卵事業と、ブロイラー、豚肉、牛肉などの畜肉及びハムソーセージなどの肉加工品を中心に、卵加工品、食用油、各種冷凍食品などの業務向け販売を行う食品事業を展開しています。北海道内の飼養羽数では約半数を占めシェアトップとなっています。2015年2月20日に東証2部に上場しました。 ■特徴について詳しく 同社の鶏卵事業においては、生産から販売まで自社内で一貫して行っている点に特徴があります。また、道内直接販売率は96~97%で、2,500店超の取引先に工場から6時間以内を目途に届けています。直接取引を行うことによって消費者サイドのニーズを素早く生産に反映させています。 生産においては、雛の専門育成農場を設置していることも特徴です。一般の生産者は120日程度成長した大雛を外部から購入しますが、強健な母鶏から健康な清浄卵を生産するため、専用の育成農場を建設し、孵化したばかりの雛の段階から育成しています。育成された雛は道内の6つの自社農場に送られ産卵を始めますが、道内の鶏舎は、窓のないウインドレスタイプで鳥や獣の侵入を防ぎ、鳥インフルエンザやサルモネラ等の危険も効果的に防備しています。また、鶏舎は舎内換気、温度管理、給餌、採卵、フンの処理などを全自動で管理しており、快適な飼養環境を維持することによって、1年中安定した環境の中で安全で清浄な卵を産むとともにコストダウンにも大きく寄与しています。 また、獣医技術チームを持っており、322坪10室の最新式の試験鶏舎であらゆる安全性の確認を行っています。同社の安全性を高く評価したマヨネーズのキユーピータマゴ株式会社が原卵一手納入を提携し、同社の札幌農場内に割卵工場が建設されています。 ■足元の業績、通期の見通しは 7月18日に発表された2015年8月期の第3四半期決算は、売上高が11,544百万円、営業利益が829百万円となりました。直近の上場のため前年同期との比較はありませんが、決算発表に先立って7月8日に通期業績予想の上方修正を発表しており、順調に進捗しているものと思われます。上方修正の要因としては、鶏卵相場が好調のほか飼料価格が想定を下回っているようで、売上高は従来予想に対し3%増額と小幅にとどまったものの、営業利益は80%増額と大幅に上方修正しました。 通期業績は、売上高が前期比16.2%増の15,390百万円、営業利益が同147.3%増の872百万円と増収・大幅増益を見込んでいます。また、上方修正に合わせて増配も発表、期末配当を従来予想の10円から12円に引き上げました。 なお8月初旬に、北海道内ホテルの8月の予約状況が前年を上回って推移していると報じられています。8月は1年間で最も来道者が多い月ですが、今年はアジアを中心とした外国人観光客の急増が追い風となっているようです。同社製品は北海道内のスーパーのほか、ホテル、レストラン、パン・ケーキなど業務用にも幅広く利用されており、その恩恵を享受できるものとみられます。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TM》
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時価総額 8,501百万円
鶏卵を一貫生産・販売。地盤の北海道でシェア高い。業務用にも幅広く販売。東北、関東にも進出。鳥インフルの影響一巡。鶏卵価格が軟調になり、利益率は振るわず。飼料価格高止まりも重し。生産・販売過程の効率化推進。 記:2024/09/02