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*14:11JST キトー---1Q業績は大幅な増収増益、日本・米国の好調が全体業績を牽引 巻上機などマテハン機器のキトー<6409>は12日、第1四半期（2015年4-6月期）決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比43.8％増の121.22億円、営業利益が同92.2％増の5.38億円、経常利益が同84.9％増の4.18億円、純利益が同149.7％増の1.72億円と大幅な増収増益となった。 セグメント別にみると、売上高では好調な日本と、米州での買収効果もあり、全体の業績を牽引した格好。利益面では、米州が米国子会社を通じて買収したPEERLESS社ののれん償却負担でマイナスとなったものの、米州の既存事業と日本との好調でカバーし、全体としては大幅増益となった。 今期は5ヵ年中計の最終年度として、引き続き（1）アジアを中心とした新興市場の事業展開、（2）製品ラインナップの強化、（3）生産及び調達のグローバル展開、（4）クレーンビジネス体制の構築への取組みを継続する。 通期業績予想は従来計画を据え置いた。売上高が前期比20.1％増の600億円、営業利益が同62.0％増の55億円、経常利益が同46.0％増の50億円、純利益が同48.0％増の30億円を見込んでいる。 同社は、巻上機（チェーンブロック、レバーブロックなどの、マテリアルハンドリング、いわゆるマテハン機器）の国内トップメーカーである。巻上機とは、建設現場及び製造業の工場などで簡単に物を持ち上げ、運び、固定するために利用される。グローバル展開も進んでおり、海外売上高は76.6％（2015年3月期）に達し、世界市場でもトップ5に入る。 《SY》