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注目銘柄ダイジェスト(前場):セイコー、コーセー、PDなど

2015/8/12 11:48 FISCO
*11:49JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):セイコー、コーセー、PDなど セイコーHD<8050>:727円(前日比+45円) 買い先行。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は44.7億円で前年同期比56.9%増益、上半期予想は従来の65億円から95億円に上方修正している。主に中国からの訪日客の需要が旺盛のもよう。中国個人消費の先行き懸念が急速に台頭しており、同社にも影響懸念は残るが、決算サプライズの大きさを反映する動きが先行している。 コーセー<4922>:12230円(前日比-970円) 軟調。インバウンド関連の代表銘柄の一角、中国の元切り下げに伴い、中国人のインバウンド消費需要が今後減少するとの警戒感が優勢になっている。7月の中国新車販売が前年同月比7.1%減となり、リーマンショック以来の下げ幅になったことで、足元での中国株安の影響が広がってきているとの見方なども強まる形に。 日本電子<6951>:610円(前日比+66円) 急伸。前日に発表した第1四半期の決算を受けて、野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしている。目標株価も600円から700円に引き上げへ。第1四半期営業損益は赤字継続だが、前年同期比では23億円の改善となった。野村では、事業体制の変化を考慮すれば採算性改善は持続と考えているもよう。円安による価格競争力、事業体制の改善に、製品競争力の改善が加われば、13.3期以降の島津製作所のような持続的高成長も可能と指摘。 サンエー化研<4234>:570円(前日比+53円) 一時607円まで急伸。15年4-6月期(第1四半期)決算と同時に、16年3月期の上期及び通期業績予想の修正を発表している。第1四半期の営業利益は前年同期比23.3%増の2.79億円で着地した。また、上期営業利益見通しは従来の2.20億円から4.50億円(前年同期は1.85億円)へ、通期では5.00億円から6.60億円(前期は1.41億円)へとそれぞれ引き上げた。原材料費率の低減に加え、製造工程の合理化や経費削減活動の進捗も寄与した。 アイセイ薬局<3170>:2964円(前日比+500円) ストップ高。15年4-6月期(第1四半期)決算を発表している。売上高は前年同期比10.1%増の143.63億円、営業損益は7.03億円の黒字(前年同期は1.59億円の赤字)で着地した。調剤薬局事業における新規出店効果や、薬局運営の効率化、経費削減が寄与したという。16年3月期業績については、上期営業利益が2.37億円、通期では16.13億円とする従来予想を据え置いている。 ファーマF<2929>:385円(前日比+25円) 寄り付き後に一時430円まで急伸。通信販売事業の拡大に伴い、コールセンター業務を行う新会社を設立すると発表している。同社は13年8月より通信販売事業「タマゴ基地」を開始し、膝関節用サプリメント「タマゴサミン」等の製品を販売している。積極的な広告展開により、「タマゴ基地」の定期顧客数は15年7月末で約2万4000件(前年同期末は7084件)と大幅に増加しているという。 PD<4587>:3205円(前日比-245円) 急落。15年6月期決算を発表している。営業利益は前期比6.9倍の13.91億円となり、6月11日に発表した修正予想(12.40億円)を上回って着地した。一方、16年6月期の業績予想では、売上高は同25.2%増の30.97億円を見込むものの、営業利益は同5.9%減の13.08億円となる見通しを示している。コンセンサスでは16年6月期の営業利益は22億円程度まで拡大が見込まれていたこともあり、減益計画がネガティブ視されているようだ。 PCIHD<3918>:1397円(買い気配) ストップ高。14年10月-15年6月期(第3四半期累計)決算を発表している。売上高は58.85億円、営業利益は4.46億円(今月4日上場のため前年同期の記載なし)で着地した。15年9月期の営業利益見通し5.00億円(前期比2.8倍)に対する進捗率は約89%となっている。企業のIT投資が活発化するなか、自動車関連向けカーナビ開発やチップセット開発案件、金融機関向け開発案件及びデジタルカメラ関連案件などが増加した。 《KS》
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