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テクノアルファ Research Memo(3):主力事業の大型案件が一巡したことなどによる影響で減収減益

2015/8/7 16:50 FISCO
*16:50JST テクノアルファ Research Memo(3):主力事業の大型案件が一巡したことなどによる影響で減収減益 ■業績動向 (1) 2015年11月期第2四半期累計業績について テクノアルファ<3089>の6月30日付で発表された2015年11月期第2四半期累計(2014年12月−2015年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比34.4%減の1,301百万円、営業利益が同99.6%減の0.8百万円、経常利益が同85.5%減の37百万円、四半期純利益が同94.0%減の9百万円となった。主力のエレクトロニクス事業やマリン事業における大型受注が一巡したことに加えて、円安による仕入コストの上昇や、子会社のペリテック、KYAの収益が悪化したことも減収減益要因となった。事業セグメント別の概況は以下のとおり。 ○エレクトロニクス事業 エレクトロニクス事業の売上高は前年同期比35.3%減の804百万円、営業利益は同78.5%減の36百万円となった。主力のワイヤボンダに関して前年同期のような大型案件がなかったこと、また主要顧客の稼働率低下により、消耗品の売上も低調に推移したことや円安進展による仕入コスト上昇などが減収減益要因となった。また、前年同期に貢献した食品メーカー向け検査装置(製造はペリテック)の納入が一巡したことも減収要因となった。また、受注高は前年同期比37.7%減の711百万円、受注残高は同30.4%減の448百万円となっている。 ○マリン・環境機器事業 マリン・環境機器事業の売上高は、前年同期比32.2%減の178百万円、営業利益は同7.0%減の44百万円となった。マリン事業は前年同期に計上した大型案件の反動減で減収となったほか、環境機器事業も装置納入時期がずれ込んだこともあり低調に推移した。受注高は前年同期比16.7%減の186百万円、受注残高は同33.8%減の249百万円となった。 ○SI事業 ペリテックで展開するSI事業の売上高は前年同期比15.9%増の256百万円、営業損失は2百万円(前年同期は50百万円の利益)となった。売上高は計測・検査システムの売上が堅調に推移したことで増収となったものの、飲料メーカー向け検査システムが一巡したことが影響して、利益面ではのれん償却費(11百万円)を吸収できず、若干の損失となった。受注高は前年同期比13.7%増の199百万円、受注残高は同14.7%減の64百万円となっている。 ○サイエンス事業 KYAで展開するサイエンス事業の売上高は前年同期比75.7%減の61百万円、営業損失は11百万円(前年同期は17百万円の利益)となった。前年同期に計上した大型案件が一巡したことに加えて、主要顧客先である大学・研究所での研究予算が抑制されたことが売上低迷の要因となった。なお、のれん償却費(8百万円)を除いたベースでも、若干の営業損失となっている。受注高は前年同期比75.8%減の61百万円、受注残高は同40.0%減の1百万円となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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半導体製造装置や電子材料等の輸入、販売等を行うエレクトロニクス事業が主力。マリン・環境機器事業、サイエンス事業等も。エレクトロニクス事業は案件大型化の傾向。半導体テストソリューションの強化等を図る。 記:2024/05/06