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ナガイレーベン Research Memo(3):企画、調達、製造、販売までの一貫体制を構築

2015/7/29 17:05 FISCO
*17:07JST ナガイレーベン Research Memo(3):企画、調達、製造、販売までの一貫体制を構築 ■会社概要 (2)特色と強み ナガイレーベン<7447>は医療白衣の専業メーカーだが、その強みの1つは企画から原材料の調達、製造、販売まで一貫して行う体制が整っていることである。製品企画の面では、ユーザーのニーズを的確につかみこれを製品に反映させている。具体的には制菌性(細菌が増殖しにくい)、静電性(静電気が発生しにくい)、工業洗濯スペック(コスト削減)などの機能性素材を東レ<3402>をはじめ大手合繊メーカーなどと共同開発している。デザイン性にも優れた製品を提供することでユーザーから高い評価を得て、海外生産を組み合わせ、適正マージンを乗せて販売することが可能になっている。 また、多くの提携工場を持つことに加えて、資金力が豊富であることから常に数千種類に及ぶ製品アイテムの在庫をそろえており、オーダーメードにも対応している。幅広いユーザーニーズに対して、希望する製品を指定された期日に即納する迅速な生産・販売体制(Quick Response体制)が整っており、このことも顧客からの信頼を厚くしている。販売面においては、記述のように全国に1,000社近くの代理店網を有しており、販売力が強固でありながら、同社自身は販売経費を可能な限り押さえている。 その結果、看護師向け白衣では国内シェアは60%超となっており、医療白衣のリーディングカンパニーとしての確固たる地位を維持している。また、売上総利益率は46.8%(2014年8月期実績)と高水準を確保。高い利益率と高い市場シェアを両立できているということは、多くの顧客が同社の製品・サービスに満足していることであり、これこそが最大の強みと言える。 医療白衣というニッチ市場に経営資源を集約させていることで、企画から生産、販売まで一貫した効率的な経営が可能となっている。また、ニッチ市場ではあるが、患者ウェアや手術ウェアなど、相対的に同社のシェアが低い市場においてはまだ開拓の余地がある。同社では、「当分はこの医療白衣で事業を伸ばすことは可能であり、今後積極的に周辺市場の開拓を行う」としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
関連銘柄 2件
3402 東証プライム
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時価総額 1,379,580百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
7447 東証プライム
2,578
9/27 15:00
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時価総額 92,127百万円
看護師や医師、患者向け等の医療白衣専業メーカー。1915年創業。医療白衣のコア市場で国内シェア6割超。看護師向け製品の売上比率が高い。ハイエンド商品等を積極投入。中計では26.8期営業利益55億円目指す。 記:2024/04/29