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城南進学研究社 Research Memo(1):大学受験から小・中学生、乳幼児へと教育サービスを拡大

2015/7/17 16:04 FISCO
*16:04JST 城南進学研究社 Research Memo(1):大学受験から小・中学生、乳幼児へと教育サービスを拡大 城南進学研究社<4720>は東京・神奈川を地盤とする総合教育企業。大学受験の「城南予備校」から出発して小・中学生、乳幼児へと教育サービスを拡大してきた。業態についても予備校、個別指導塾、映像授業など、様々な業態を取り込み顧客ニーズに対応している。 業界全体が少子化の強い逆風下にあって、同社は長期顧客の育成、すなわち長期囲い込み戦略による成長シナリオを描いている。具体的には、かつての高校生主体の顧客構成から、乳幼児や小・中学生の顧客化を進め、顧客年齢構成を逆三角形から長方形に変えていこうという戦略だ。幼児育脳教室「くぼたのうけん」や乳幼児英語教室「ズー・フォニックス・アカデミー」などを展開しているほか、個別指導分野でも小学生の取り込みに注力している。 長期的には、現在議論が進められている大学入試制度改革も同社にとっての成長源になる可能性がある。同社はそれを見込んで社内にプロジェクトチームを立ち上げ済みだ。一例としては、大学入試制度改革が目指す方向性の1つに、学習習慣と基礎学力の定着がある。これはまさに同社のメインの顧客層であり、得意領域である。同社はこの層に対する学力アップの豊富な教材やノウハウを有しており、これを1つの切り口に大学入試制度改革を収益拡大に結びつけることを模索中だ。 足元の業績は好調だ。2015年3月期は中期経営計画初年度であったが業績計画を上回って着地した。少子化という逆風にもかかわらず、全事業部門が前期比増収となった。費用削減ではなくトップライングロースによる増収増益を達成したことは、同社の教育・経営方針が市場のニーズと合致していることの証左であり、今後の展開にも期待が持てる。2016年3月期も中期経営計画の業績計画を上回る業績予想値を掲げているが、新規出店計画などに照らして無理のない計画と判断でき、達成可能性は十分に高いと弊社ではみている。 ■Check Point ・顧客長期化するために乳幼児や小学生の取り込みを強化 ・英語教育強化という国の教育行政の後押しもあり拡大に期待 ・15/3期は計画に対して上振れで着地 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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4720 東証スタンダード
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時価総額 2,646百万円
東京・神奈川地盤の総合教育ソリューション企業。個別指導教室「城南コベッツ」や映像授業専門教室「河合塾マナビス」、乳幼児教室「くぼたのうけん」等を展開。学研HDと業務資本提携。AI活用の業務合理化進める。 記:2024/09/02