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極洋 Research Memo(6):家庭用の冷凍食品市場に参入し、売上目標は達成したが利益は未達

2015/6/26 16:29 FISCO
*16:30JST 極洋 Research Memo(6):家庭用の冷凍食品市場に参入し、売上目標は達成したが利益は未達 ■中期経営計画 同社グループは、前期(2015年3月期)を最終年度とする中期経営計画「パワーアップキョクヨー2015」(数値目標:売上高200,000百万円、営業利益5,000百万円)を掲げていた。家庭用の冷凍食品市場への参入などにより、商品ラインナップはかなり充実し、売上目標は達成したが、残念ながら利益目標は未達となった。 極洋<1301>では新たに2018年3月期を最終年度とする「バリューアップ・キョクヨー2018」(数値目標:売上高260,000百万円、営業利益5,000百万円、ROE10%超)を発表した。 (1)基本方針及び数値目標 基本方針として、「魚に強い総合食品会社として、収益基盤の安定化と変化への対応力を高め、新たな価値を創造する企業を目指す」ことを掲げているが、同時に下記の3つの戦略を実行していく方針だ。 ○グローバル戦略 ・国内マーケットの更なる拡大及び海外販売戦略の強化 ・海外生産拠点の分散及び拡大 ○シナジー戦略 ・調達から加工、販売までのグループネットワーク化 ・グループ企業間の相互補完 ・総合力を発揮し全体規模の拡大及び利益の最大化 ○差別化戦略 ・お客様目線を意識した付加価値商品の開発及び差別化 ・「安心、安全、おいしい、健康」をキーワードに新たな価値を提供 (2)事業セグメント別の施策 また各事業セグメントでは以下のような重点施策を掲げている。 (水産商事) ・サプライヤーとの持続的な関係強化 ・質の高い水産物の安定供給及び取扱い魚種の拡大 ・付加価値商品の製造及び販売 ・海外拠点の拡充及び海外マーケットの積極的開拓 (冷凍食品) ・家庭用冷凍食品の規模拡大 ・海外生産拠点の分散及び拡大による最適化 ・塩釜新工場による付加価値商品の製造及び販売 (常温食品) ・独自性のある商品開発力及び提案力の向上 ・ECサイトの積極的な活用 ・効率的生産体制の構築によるアイテムの充実 (鰹・鮪) ・生産拠点の整備拡充及び海外への販路拡大 ・海外まき網船の効率的運航及び付加価値製品の生産 ・「本鮪の極」のブランド力強化 ・クロマグロ完全養殖の事業化に向けた安定供給体制の構築 (物流サービス) ・安定貨物の確保及び収益の拡大 ・物流事業の再構築によるコスト削減及び事業拡大 ・冷蔵運搬船の年間契約航路確保による安定収益の維持 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
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水産物中心の総合食品会社。1937年設立。生食商材や鰹鮪商材、業務用冷凍食品等も扱う。寿司種で国内トップクラスの販売実績。食品事業では自社工場製品の販売に注力。中計では27.3期営業利益135億円目標。 記:2024/06/13