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ヒマラヤ Research Memo(3):新規出店効果で増収、適時適量仕入の在庫管理で総利益率は改善

2015/5/8 16:45 FISCO
*16:45JST ヒマラヤ Research Memo(3):新規出店効果で増収、適時適量仕入の在庫管理で総利益率は改善 ■決算動向 (1) 2015年8月期第2四半期累計の業績概要 ヒマラヤ<7514>の3月30日付で発表された2015年8月期第2四半期累計(2014年9月−2015年2月期)の連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の34,587百万円、営業利益が同18.3%減の458百万円、経常利益が同17.5%減の508百万円、四半期純利益が同71.3%増の225百万円となり、いずれも期初計画を若干下回る格好となった。 売上高については、消費増税や秋口の天候不順の影響により客数が減少し、既存店ベースでヒマラヤが前年同期比1.4%減、B&Dが同7.3%減といずれも低迷したが、新規出店効果で増収を維持した。 売上総利益率に関しては前年同期比で1.1ポイント、期初計画比でも0.1ポイントの改善が進んだ。これは、気温の影響を受けやすい衣料系商材を中心に適時適量仕入、在庫コントロールを実施し、在庫消化のための値引き負担増を抑制したことや、新製品の発売直後など、値入の高い期間での販売力強化が要因となっている。 営業利益の減益要因は売上の計画未達によるものである。販管費は店舗数増加にともない、前年に対しては増加しているものの、期初計画に対しては新規出店が1店舗前倒しにもかかわらず、計画の範囲内に収まっていることから、経費コントロールは順調に進んだと言える。販促費のみ期初計画を上回ったが、これはB&Dで2014年11月より新たに導入した共通ポイント「Ponta」が想定以上の反響となったことに伴う一時費用増加によるものである。また、その他管理費の前年比較での増加は、物流拠点を従来の1拠点(愛知県春日井市)から、2拠点体制(岡山県総社市に開設)に拡充したことによる計画内での費用増となっている。西日本の物流拠点を新物流センターで担うことにより、物流コストの効率化が今後期待される。 四半期純利益が増益となっているが、これは前年同期に特別費用として計上したB&Dの早期退職関連損失102百万円が無くなったことが主因となっている。 なお、B&Dの業績について見ると、売上高は前年同期比3.5%減の3,750百万円、営業損失は65百万円(前年同期は127百万円の損失)と減収ながらも営業損失は縮小した。売上の5割強を占めるサッカー用品の販売低調はあったものの、ヒマラヤ同様適時適量仕入、在庫コントロールを進めたほか、PB商品の販売比率上昇などが寄与して、売上総利益率が改善したことが営業損失の縮小につながった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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大型総合スポーツ用品店「ヒマラヤ」を全国展開。岐阜市に本社。オリジナル商品の企画・開発、ECサイト運営等も。24年2月末時点のグループ店舗数は98店舗。中期経営計画では26.8期売上高690億円目標。 記:2024/06/09