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BEENOS Research Memo(1):クロスボーダーやバリューサイクル等のEコマース事業の急進で成長加速

2015/5/1 17:08 FISCO
*17:09JST BEENOS Research Memo(1):クロスボーダーやバリューサイクル等のEコマース事業の急進で成長加速 BEENOS<3328>は、Eコマース事業とインキュベーション事業を手掛ける。Eコマース事業は、クロスボーダー部門(海外転送・代理購入事業、グローバルショッピング事業)、バリューサイクル部門(インターネットによるブランド中古品の買取販売事業)、リテール・ライセンス部門(商品プロデュース・ライセンス事業、ネットショッピング事業)から構成されており、特にここ最近では円安を背景にインバウンド消費が拡大しており、海外転送・代理購入事業が急成長している。 2015年4月23日付で発表された2015年9月期第2四半期累計(2014年10月−2015年3月)の連結業績は、売上高が前年同期比38.5%増の8,247百万円、営業利益747百万円(前年同期は営業損失154百万円)と大幅増収増益となった。第1四半期にインキュベーション事業で営業投資有価証券売却益を計上したことが主因だが、主力のEコマース事業に関しても、営業利益が前年同期比24.6倍増の471百万円と急回復をみせている。Eコマースの流通総額は前年同期比56.6%増の17,609百万円と大幅に増加、なかでもクロスボーダー部門の海外転送・代理購入事業が前年同期比およそ2倍増と急増した。 2015年9月期の連結業績は売上高が前期比38.1%増の17,400百万円、営業利益が800百万円と期初計画をそれぞれ上方修正した。海外転送・代理購入事業を中心にEコマース事業の流通総額は前期比50%増の36,000百万円と期初予想を1,000百万円上回る見込み。下期はクロスボーダー部門、バリューサイクル部門での圧倒的No.1確立に向けたプロモーション費用を積極投下するため、Eコマース事業の利益は一時的に落ち込むが、第3四半期にインキュベーション事業において株式売却益396百万円を計上したことが修正要因となる。 同社のEコマース事業は、2016年9月期に流通総額で50,000百万円が射程圏内に入るほか、プロモーション費用の減少も見込まれることから、収益は本格的な成長段階に入っていくものと予想される。特に、海外転送・代理購入事業の高成長が続くほか、バリューサイクル部門もeBayを通じて海外での需要拡大が期待される。インキュベーション事業では、新興国の主だった企業への出資はほぼ一巡し、今後は出資先企業の事業育成を行っていく段階へと移行する。本業とのシナジーに関してはアジア新興国の経済発展が進む段階で中期的に顕在化してくるものとみられ、成長スピードも一段と加速していくことが予想される。 ■Check Point ・主力事業が好調推移で2015年9月期2Qは大幅な増収増益 ・2015年9月通期は直近予想をさらに上方修正 ・2016年9月期の流通総額500億円を目指して成長戦略を展開 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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海外向け購入サポートサービス「Buyee」が主力。日本の通販商品の海外発送代行サービス、海外通販サイト「セカイモン」の運営等を手掛ける。グローバルコマース部門では積極プロモーションによる流通拡大図る。 記:2024/08/02