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パイプドビッツ Research Memo(8):美容室、医療、建築、政治など多様な業種で高い利便性を提供

2015/4/30 16:57 FISCO
*17:01JST パイプドビッツ Research Memo(8):美容室、医療、建築、政治など多様な業種で高い利便性を提供 ■補足(主なアプリケーション製品) 「美歴」:2012年1月に美容師、美容室向けにリリースされた。美容室のユーザーのヘアカルテを写真で記録し、アーカイブ化してユーザーと顧客企業とのコミュニケーションを可能にする新しい形のソーシャルサービスである。以前から美容室では、ユーザーのヘアスタイルをカルテとしてすべて手書きで残していた。これをパイプドビッツ<3831>の営業マンがデジタルの画像データとして残すことを提案してサービス化したもので、カリスマ的な人気を誇る有名店の美容師を中心に、現在では業界全体に広がっている。 美容院のユーザーにとっては、以前のヘアスタイルが写真として残っているため微妙な部分まで正確に再現でき、その美容室以外でも気に入った美容師、美容室とソーシャルでつながることができる。美容室側としても、ヘアカルテの管理の手間が省略でき、ユーザーの囲い込みが容易になるのという利点がある。 「JoyPla(ジョイプラ)」:医療機関向けのクラウド型の薬剤・医療機材の発注システムである。指定商品しか購入できない従来の共同購入とは異なり、クラウドを利用して多数の医療機関の発注を取りまとめることで、個々の医療機関は既存の卸業者との取引関係を維持しつつ自由に必要な商品を選択することが可能になり、さらに共同購入によるコストダウンを享受できる点が特徴である。また、複数の卸業者への発注の場合でも、1度の操作で行えるため、医療機関は発注業務の手間も削減することができる。 2015年2月に新バージョンをリリースし、払出伝票や棚卸処理など中小病院が使いやすい在庫管理機能を標準実装した。 「ArchiSymphony(アーキシンフォニー)」:2012年5月にサービスを開始した建築業界向けのアプリケーションで、同社がM&Aによって子会社化したペーパレススタジオジャパン(株)が扱っており、BIM(Building Information Modeling)と呼ばれる3次元設計をサポートするサービス。BIM設計支援ソフトと建築資材カタログをクラウド上で連携して、従来の業務フローを変えることなくBIM導入できるサービスである。建築資材の電子カタログとして無償で利用でき、ダウンロードした製品データは設計図にそのまま反映できる。積算コストを算出することも可能で、料金は公開情報の量に応じて資材メーカーが負担する。 BIMは、コンピューターの画面上に作成した3次元の建物の完成モデルに、資材、施工などの建築コストや管理コストなどを追加した建築物の属性データベースである。それを利用して設計、施工、維持管理までを行う建築業界の新しい施工手順である。 日本ではまだ普及が進んでいないが、シンガポールでは1万平方メートルまでの確認申請が既にBIMに移行していると言われる。建築現場で最も大変な作業とされている積算の計算も、電子カタログの一種である「アーキシンフォニー」を使えば大幅に時間と手間が短縮でき、3次元データのライブラリー的なプラットフォームとして今後大きく発展する可能性を秘めている。 このBIMの推進において同社は2014年4月に五洋建設<1893>との業務提携に合意した。さらに建設通信新聞社主催のセミナー「国土交通省BIMのインパクト」にペーパレススタジオジャパンが登壇したことなどから、ペーパレススタジオジャパンはBIMに関するコンサル案件のリーダー的存在になりつつある。将来はこのBIMに伴い同社の「SPIRAL(R)」との連携を狙っていく方針だ。 「政治山」:2011年3月にリリースされた政治・選挙情報プラットフォーム。2013年7月の参院選ではインターネットを通じた選挙運動(いわゆるネット選挙)が解禁された。まだ実際の同社への直接的恩恵はそれほど大きくはないようだが、今後ネット選挙の動きはさらに進んでいくことが予想され、この分野での先駆者である同社にとっては大きな追い風になるものと思われる。2014年10月には、候補者が有権者に向けてプロフィールや政策、メッセージ等を自ら発信(登録/更新)できる「政治家プロフィールページ」を開始。さらに2015年3月には、4月の統一地方選挙に向けて「議員向け政治山会員限定サービス」の提供を開始した。有権者の政治参加促進に加えて、政治家会員の拡大に注力しており、今後のこの分野での展開が注目される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《FA》
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1893 東証プライム
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時価総額 182,820百万円
海洋土木で国内トップ。陸上土木工事や建築工事も。東京国際クルーズターミナルなどで実績。シンガポールや香港など海外でも実績多数。建築部門は国内官庁向け中心に繰越高が増加。26.3期売上高6600億円目標。 記:2024/06/13
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時価総額 9,604百万円
クラウド型の情報管理ツール「SPIRAL」や「ネットde会計」等を提供。4月からソフトブレーン社SFAとの連携開始。16.2期1Qはインターネット広告が大きく伸張、ソリューションも黒字化で成長継続中。 記:2015/08/14