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健康コーポレーション<2928>医療分野への進出や海外への本格進出による成長拡大

2015/4/14 13:03 FISCO
*13:05JST 健康コーポレーション<2928>医療分野への進出や海外への本格進出による成長拡大 ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』4月9日放送において、健康コーポレーション<2928>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■会社の概要 通販事業からスタートし、「健康」を切り口にM&Aを積極的に活用しながら事業領域を拡大させてきた。事業ドメインを「すべての人がより“健康”に、より“輝く”人生を送るための『自己投資産業』」とし、パーソナル・トレーニングジム「RIZAP」で知られる美容・健康関連、アパレル関連、住関連ライフスタイル、エンターテイメントの4事業部門を擁している。2015年6月期の業績は、売上高が前期比55.0%増の370.62億円、営業利益が同79.0%増の20.18億円と大幅な増収増益の見通し。 ■注目ポイント 2月12日に発表した新中期経営計画「COMMIT 2020」に注目。前中期経営計画「中期ビジョン2018」を前倒しで達成したことを受けたものである。新中期経営計画では「自己投資産業グローバルNo.1ブランド」となることを目標に掲げ、その手段として医療分野への進出や海外への本格進出という要素が盛り込まれた。業績目標としては、2021年3月期において連結売上高3,000億円、連結営業利益350億円をコミットしている。 今期業績予想と比較するとこの業績目標はかなり挑戦的に感じられるものの、同社自身はその達成に強い自信を見せており、文字どおり計画達成をコミット(約束)している。同社がターゲットとする市場は、人間が持つ様々な欲求のうち、最上位に位置付けられる「自己実現の欲求」を満たすための商品・サービスの市場であるとしており、同社はこのような自身のビジネスを「自己投資産業」と称している。「自己投資産業」は「生活必需品産業」とは異なり、上限なく拡大し得る市場であり、その市場に見合った商品・サービスを投入できれば高い収益性と高い持続性によって、急激な拡大が可能であると同社は判断している。 同社の商品・サービスは「自己投資産業」にかなったものをラインナップしているが、とりわけマッチしているのが主力のRIZAP事業だ。RIZAPは一見すると高額に思える料金設定であるが、2ヶ月間でボディメイクをコミットするという事業モデルが消費者に受け入れられている。RIZAPの商品性を最大限に活かした出店モデル・運営モデルを確立した結果、RIZAP事業は高い収益率と持続性を実現している。 「COMMIT 2020」の達成に向けた個別戦略として、RIZAPを中核に医療分野へ進出する例を掲げている。同社は2014年11月21日に北九州市の医療法人有吉クリニックとの業務提携を発表した。内容は、人間ドックとRIZAPのトレーニングを組み合わせた新サービスの開発やRIZAPに関する医療的見地からのエビデンス開発など様々なものが含まれているが、これらは順調に始動している。RIZAPの効能とブランド力には医療機関からの注目が集まっており、様々な医療機関から事業モデルの提案や提携の申し込みが舞い込んでいる状況だ。同社では内容や提携条件を吟味中であるが、今後、医療機関との提携についてリリースが発表され、「COMMIT 2020」実現の重要な骨格となってくるものと期待される。 同社はさらに、「自己投資産業」としての新事業の開発にも積極的に取り組む予定だ。新事業の一例として挙げられているのが「トータル・イメージ・コンサルティング」。これはファッション、ヘアスタイル、メイク、マナーなど内面と外面の両面から理想の自分を作り上げることをサポートする事業である。RIZAPもボディメイクという点でかかわってくるが、アパレルやライフスタイルなどRIZAP以外のグループ会社も一丸となって自己投資産業グローバルNo.1を目指すという意欲が垣間見える。 ■最新の動向について (1)RIZAPが米国及び香港にて海外子会社を設立 同社は3月12日、米国及び香港に海外子会社を設立すると発表した。香港の店舗は上海店の好調を受けて中国における2号店となり、アメリカの店舗はRIZAPブランドを全米に発信する旗艦店となる。営業開始日は「RIZAP USA Inc.」が12月、「RIZAP HONG KONG Limited.」が6月の予定。両社ともRIZAPの100%出資となる。 (2)福岡ソフトバンクホークス松田選手とパーソナルトレーニング契約締結 4月6日、RIZAPがプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手とパーソナルトレーニング契約を締結したと発表した。松田選手は、2014年に日本一となった福岡ソフトバンクホークスの主力として活躍し、WBC代表にも選出されている。RIZAPではこれまでも多くのスポーツ選手のサポート実績があるが、プロ野球界への進出は今回が初。 2015年1月にタレントの赤井英和氏を起用したプロモーションを発表した際は、シニア層の健康需要の掘り起こしに成功し、同月の問い合わせ件数は過去最高を大幅に更新する7,260件に急増した。今回の松田選手との契約も、アスリートなど多様な顧客の取り込みにつながるか注目されよう。 ■株価動向 3月3日に付けた上場来高値1514円をピークに、足元では調整が続いている。25日移動平均線が上値抵抗として意識されている。一方、3月20日に1192円を付けボトムを打った形になっており、下値の堅さも意識されてきている。チャート形状を見ると、下値が切り上がってきており、三角持ち合いを形成する形で煮詰まり感が出ている。一目均衡表では、雲の中での推移で強弱感が対立しやすい状況ではあるが、足元で抵抗線として意識されている転換線を捉えてくるようだと、雲上限が位置する1350円近辺をうかがう展開が期待される。雲上限を突破する動きとなれば、遅行スパンの上方シグナルを発生してくるので、リバウンド基調が一層強まる可能性もあるだろう。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TM》
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時価総額 140,167百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27