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ソフトブレーン Research Memo(7):新規大型案件を予定、ラウンダー人材ビジネスの成長も見込む

2015/3/16 17:36 FISCO
*17:37JST ソフトブレーン Research Memo(7):新規大型案件を予定、ラウンダー人材ビジネスの成長も見込む ■今後の見通し (3)フィールドマーケティング事業 ソフトブレーン<4779>のフィールドマーケティング事業の今期売上高は前期比20%増と大幅増収となる見通しだ。フィールドサポート案件における新規大型案件が予定されているほか、ラウンダー人材ビジネスの成長が見込まれている。 フィールドサポート業務においては、同社のサービス品質が高く、サービス料金も訪問単価制※を採用しており、顧客企業にとってコストメリットがあること、また全国に5万人のキャストを配置しており、広域かつ短期間での業務遂行能力があることなどが、同社の強みとなっており、成長の原動力になっている。市場環境もフィールドサポート業務のアウトソーシング化という追い風が続いており、当面は高成長が続くものと予想される。 ※訪問単価制・・・業務受託料は、1訪問先、1業務、1報告ごとの料金設定となるため、キャストの移動時間分のコスト負担は発生しない。従来型の料金モデルは時間当たり単価で決められているが、キャストが複数の店舗を担当している場合は、その移動時間もコストが発生することになる。 また、人材不足が様々な業界で深刻化する中において、顧客企業によっては経験値の高い優秀なフィールドサポートスタッフを自社で抱えたいというニーズも拡大している。こうしたニーズに応える格好で、2013年3月よりスタートしたラウンダー人材バンク事業についても、今期は同事業の売上高の1.5割程度まで拡大する見通し。人材派遣・紹介のうち派遣が大半を占めるため、利益率は従来よりも低くなるものの、事業拡大には貢献するものとみられる。 また、POB事業に関しては消費財メーカーだけでなく、飲食チェーン企業向けのサービスも順調に拡大している。消費財メーカー向けには2014年5月より、他社の類似商品と比べ、低価格にて約12万人の会員をベースに収集したショッパーインサイト情報(購入商品、購入理由、購入店舗、比較検討商品等)や各カテゴリーの情報が閲覧可能となるサービスを開始しており、また、同年6月からは外食企業向けにも、同様のサービスを提供している。 商品の購入者からの実際の購入動機や評価などを短期間で収集できることから、企業のマーケティングツールとして、今後もその価値が高まっていくものと予想される。収益にインパクトを与えるまで事業が拡大するには、あと数年程度かかる見通しだが、ストック型のビジネスモデルとなることから、安定収益源の1つに成長することが見込まれる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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