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サイオス Research Memo(2):Linuxの商用化で先駆的な企業、M&Aによる事業拡大や海外展開も積極的

2015/3/13 16:35 FISCO
*16:35JST サイオス Research Memo(2):Linuxの商用化で先駆的な企業、M&Aによる事業拡大や海外展開も積極的 ■会社概要 (1)会社沿革 サイオステクノロジー<3744>は1997年にLinuxやJavaなどのOSS※を活用した情報システム開発領域での事業展開を目指して設立された。当時、企業の情報システムは、メインフレームやオフコンなどのハードウェアに汎用OS、またはWindowsをベースに開発されていたが、Linuxの性能、信頼性が向上するなかで、米国市場を中心にLinuxベースの情報システムが普及し始める段階にあった。日本においては、Linuxの商用化に向けて、同社がその先駆的な企業として事業展開を進めていった。 ※OSS(オープンソースソフトウェア)・・・ソフトウェアの設計図に当たるソースコードを無償で公開し、使用・改良・再配布ができるソフトウェア 2002年1月にはLinuxシステムのベンチャー企業であったノーザンライツコンピュータ(株)を吸収合併し、事業規模を拡大。2003年5月にはLinuxの世界最大ディストリビュータであった米Red Hat,Inc.(以下、Red Hat社)の日本法人とビジネスパートナー契約を締結し、事業基盤の強化を図った。 2004年8月には東証マザーズに株式上場を果たし、財務面での拡充を図ったことで、M&Aによる事業拡大や、海外への展開にも本格的に乗り出していく。まず、2006年6月に米SIOS Technology Corp.(旧SteelEye Technology,Inc,)の株式を取得し、100%子会社化した。米SIOS社は現在、同社の主力製品の1つとなっているLifeKeeper※の開発企業であり、同社の業績を一段と引き上げる役割を担っている。また、2008年2月にはGoogle Appsなどクラウド上での業務用アプリの開発、及びサービスを提供する(株)グルージェントを子会社化し、クラウド市場領域にも進出した。クラウドサービス事業としては、米国にも2013年11月に新会社Glabioを設立している。 ※LifeKeeper・・・システム障害発生時に本稼働中のサーバーから予備サーバーに自動的に切り替えを行い、システムダウンの影響を最小限に食い止めるソフトウェア) その他、2009年11月には中国にソフトウェアの販売会社を設立し、2011年6月にソーシャルメディア関連のサービス企画開発、及びコンサルティングを行う(株)関心空間(旧(株)SIIIS)の株式を取得、子会社化している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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時価総額 4,029百万円
HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」等を手掛けるオープンシステム基盤事業、システム開発・構築支援等を行うアプリケーション事業を展開。SaaS・サブスク事業の拡大、新規事業領域の取組みを強化。 記:2024/06/24