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住友不動産販売---不動産流通業界でトップクラス、仲介リテール部門の持続的成長で過去最高水準の利益を目指す

2015/3/9 10:30 FISCO
*10:34JST 住友不動産販売---不動産流通業界でトップクラス、仲介リテール部門の持続的成長で過去最高水準の利益を目指す 住友不動産販売<8870>は、大手不動産流通会社。主な事業内容は、 不動産の売買、賃貸の仲介業務、不動産の売買の受託販売業務、不動産の賃貸 業 務など。住友不動産の物件の販売会社として設立されたが、住友不動産以外の 新 築物件の受託販売も扱う。マンツーマンの営業体制や直営方式の店舗展開など、市場ニーズにあった事業展開でシェアを拡大したほか、賃貸事業・海外事業などでも事業領域を拡大し、単一企業としては不動産の売買仲介実績No.1の地位を獲得している。なお、仲介業務の愛称に「住友の仲介Step(ステップ)」を用いているが、これには、住み替えを通じて顧客に住まいをステップアップしてもらいたいという、同社の願いが込められている。 足元の業績では、2015年3月期の第3四半期(14年4-12月)決算は、営業収益は前年同期比9.7%増の482.89億円、営業利益が同2.2%減の89.33億円、経常利益が同0.1%増の91.41億円、四半期純利益が同4.2%増の57.93億円だった。消費税増税による駆け込み需要の反動減などで減収減益だった第1四半期からは持ち直しており、経常損益はプラスに転じた。 セグメント別では、「仲介業務」については、ホールセール部門で大型取引が増加し、前年の年間実績の2倍の収益を計上。これにより、同業務での営業利益率は第1四半期累計期間で13.5%から、第3四半期累計期間で26.2%へと、大きく改善した。一方、「受託販売業務」についても、前年同期に比べて首都圏における 竣工・引渡が大きく増加した為、営業利益は前年同期比34.0%増となった。 15年3月期の通期予想については、営業収益が前期比7.4%増の693.00億円、営業利益が同8.1%増の168.00億円、経常利益が同6.9%増の168.00億円、純利益が同11.3%増の106.00億円の見込みで、5月8日発表の期初予想を据え置いている。 なお同社は、14年3月期を初年度とする3ヶ年計画「第4次中期経営計画」を策定している。主力業務の仲介リテール部門の持続的な成長により、3ヶ年合計で過去最高水準の利益を目指す。最終年度の16年3月期の数値目標は、3ヶ年合計で営業収益2015億円、営業利益475億円、経常利益475億円、純利益293億円を掲げている。 《AK》
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時価総額 205,634百万円
大手不動産流通企業。不動産の売買、賃貸の仲介が主力。都心部中心に取扱単価が大幅に上昇。主力の仲介業務が業績牽引。17.3期純利益は過去最高益更新。住友不動産のTOB成立。17年6月2日付けで上場廃止へ。 記:2017/05/23