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ADEKA---化学品と食品の需要は堅調に推移、2015年3月期は増収増益で年間2円増配の見込み

2015/3/6 8:10 FISCO
*08:11JST ADEKA---化学品と食品の需要は堅調に推移、2015年3月期は増収増益で年間2円増配の見込み ADEKA<4401>は化学品と食品を二本柱としている。化学品では樹脂添加剤、情報・電子化学品に強みを有する。食品は製菓・製パン・洋菓子向けに、マーガリン、ショートニングなどの加工油脂と、ホイップクリーム、フィリングクリームなどの加工食品を手がける。 情報・電子化学品の主な製品は、半導体材料となる高誘電材料や回路材料、光学フィルムなどに使用される感光性材料など。樹脂添加剤は機能化学品に分類され、造核剤、光安定剤、酸化防止剤、難燃剤など各種添加剤を総合的に手がけている。機能化学品では、ほかに界面活性剤や潤滑油添加剤なども扱っている。 足元の業績では、2015年3月期第3四半期累計(2014年4-12月)の連結業績が、売上高で前年同期比6.5%増の1,574.91億円、営業利益で同6.2%増の106.55億円、経常利益で同6.7%増の117.52億円、四半期純利益で同6.1%増の80.61億円となった。自動車向けの樹脂添加剤や潤滑油添加剤、情報機器向けの感光性材料が海外を中心に堅調に推移し、増収増益。食品事業も売上高は堅調だったが、輸入原材料費が円安の影響を受けるなど利益面では苦戦を強いられたもようだ。 2015年3月通期の業績見通しは、売上高で前期比7.7%増の2,200.00億円、営業利益で同2.8%増の142.00億円、経常利益で同6.0%減の150.00億円、当期純利益で同9.3%増の100.00億円を予想している。配当については、第2四半期に12.00円配当を実施したが、これと合わせて年間配当は2円増配の24.00円を予想している。 《AK》
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柱の化学品は半導体向け高誘電材料や自動車向け樹脂・潤滑油添加剤に強み。業務用食油や農薬も。半導体や自動車関連が堅調。開発費等を吸収。新中計は27年3月期営業益530億円の目標。配当性向40%以上。 記:2024/08/12