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*16:45JST ソルクシーズ Research Memo（3）：金融業界向け中心にソフトウェア開発が好調に推移 ■業績動向 (1）2014年12月期決算の概要 ソルクシーズ<4284>2015年1月30日付で発表された2014年12月期の連結業績は、売上高が前期比8.8%増の10,507百万円、営業利益が同51.1%増の541百万円、経常利益が同45.3%増の667百万円、当期純利益が同53.5%増の414百万円と好決算となった。 売上高は金融業界向けを中心としたIT投資拡大を受け、主力のソフトウェア開発事業が好調に推移したほか、デジタルサイネージ事業も宣伝広告投資需要の回復を受け、前期比20.3%増となるなど両事業ともに好調に推移した。会社計画対比で見ると、ソフトウェア開発事業がほぼ計画どおりに着地したものの、デジタルサイネージ事業は中国における電子棚札事業の遅れなどもあり、計画を下回る格好となった。 営業利益は、売上未達により会社計画からは若干下回ったものの、増収効果や売上構成比の変化による原価率の改善、販管費の抑制効果などもあり、前期比では51.1%増と大幅増益となり、営業利益率も5.2%まで上昇した。営業利益率で5%を上回るのは2008年12月期以来のこととなる。また、円安の進展により営業外収支でデリバティブ評価益が155百万円発生したことで、経常利益は前期比45.3%増益となり、会社計画も上回って着地した。 （執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲） 《FA》