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木徳神糧 Research Memo(7):世界中に日本米・日本食の素晴らしさを発信し中期目標を目指す

2015/3/2 19:24 FISCO
*19:24JST 木徳神糧 Research Memo(7):世界中に日本米・日本食の素晴らしさを発信し中期目標を目指す   ■中長期的展望 (2)中期経営計画(重要施策) 木徳神糧<2700>は中期経営計画を達成するために、各事業の戦略として以下のような「重要施策」を掲げている。キーワードは「変化への迅速対応」「存在意義の発揮」である。 (米穀事業・国内) ◇生産地に近づく体制作り ○需給変化への積極対応 ・仕入手法の多様化による既存銘柄の安定供給を実現するため、複数年・収穫前等の事前契約と期別相対・個別取引を併用する。 ・新品種開発への参画推進による付加価値を提供する。(業務・加工用多収品種開発の東北コンソーシアムに参加、ゆうだい21契約栽培を拡大) ○エリア戦略へのチャレンジ ・単独農協との提携強化による生産体制を充実する。提携工場の拡大、品質管理の高度化、各地モデル構築を加速させる。 ・特色ある地域銘柄の地産地消を促進する。(広域卸機能の発揮、生産者にメリット、取引先に価値を提案) (米穀事業・海外) ◇ベトナムを機軸にグローバル展開 ○ジャポニカ米数量の拡大 ・日本式乾燥設備の追加設置で能力3倍の1日当たり230トンへ拡大させる。 ・歩留りと品質の向上で精米数量を倍増する。 ・精米数量:2014年実績8,000トンを2015年予想14,000トン(2年連続倍増)、中期的目標30,000トンを目指す。 ○ジャポニカ米販売の広域化 ・ベトナムを機軸にアジア、太平洋地域、北米、南米、欧州、南アフリカなどへ展開する。 ◇ベトナム国内販売の飛躍 ○販売体制の整備 ・ジャポニカ米販売を月間100トンベースへ拡大する。 ・おにぎりアンテナショップを開設(年内完成)する。 ・ホーチミンに物流センターを新設する。 ○仕入・販売基盤の拡充 ・南部のみならず北部での販売拡大と仕入ルートの確保に注力する。 ○販売商品の充実 ・日本産米、タイ産香り米の販売を推進する。 ◇日本米輸出市場の開拓 ○安全・安心で高品質の国産米輸出の拡大に注力 ・販売先は東南アジア、太平洋地域、北米へ ・年間輸出量:平成25年産米実績500トンを平成26年産米予想900トン(3年連続大幅増)、中期的目標3,000トンを目指す。 (食品事業・機能性食品) ◇たんぱく質調整米「真粒米」の拡充 ○国内における取組 ・新規1キロ小容量商品を開発し、3月から販売開始する。 ・海外市場向けの輸出販売を強化していく。 ◇海外における展開 ○台湾グリーンバイオパークに「台湾木徳生技」を設立 ・月間50トン製造の第1期工場建設へ(2015年内竣工予定) ・中国大陸、東南アジアへの展開を並行推進する。 (飼料事業) ◇事業規模の拡大 ○TPP交渉妥結を見据えて国内の成長分野に注力 ・生産拡大中の和牛向けに糟糠類や食品残渣物を活用していく。 ○販売エリアは北海道、中京、関西、九州を重視 ◇飼料用米販売の拡大 ○米穀事業の仕入力を活用し販売数量を倍増 ・早期に万トン単位の販売体制を構築する。 ・飼料用米販売量:2014年実績1,900トンを2015年予想5,000トン、中期的目標10,000トンを目指す。 (食品事業・食品子会社) ◇鶏肉子会社の経営再建 ○加工分野の強化 ・グループ会社との協業で商品の開発と販売を加速させる。 ・機械化や効率化の追求で加工度を進化させる。 ○エリア戦略の展開 ・茨城における営業活動の強化で地産地消を促進していく。 ・「つくば鶏」ブランドの浸透を強化していく。 ○固定費用の削減 ・本社機能を茨城の加工拠点に集約していく。 ・人員削減等でコストダウンを徹底する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《FA》
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米穀卸売大手。精米や玄米を主力に、コメ加工食品、輸入牧草などの飼料、鶏卵も展開。日本米の販売量は業界トップクラス。米穀事業では取引価格が大幅に上昇、販売も堅調で売上伸びる。過度の米高騰は米離れを招く懸念。 記:2024/09/08